![刀語 第七巻 悪刀・鐚(完全生産限定版) [Blu-ray]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B003V61K9K.09.TZZZZZZZ.jpg)
陸奥の死霊山には、七実の姿がありました。彼女はそこの祠にまつられていた悪刀・鐚を手に入れたのでした。それを許すまいと、死霊山の神衛隊が七実に襲いかかりました。しかし七実はそれを、雑草でも引き抜くかのように、あっさりと殺してしまったのでした。
そして、七実の姿は土佐の剣の聖地・清涼院護剣寺にありました。そこを守護していた僧侶を滅ぼした七実は、そこの主としてその地に居座ったのでした。否定姫の腹心・左右田右衛門左衛門からそれを知らされた七花たちは、変体刀を手に入れるために土佐へと向かったのでした。
七実は七花に、自分を殺す覚悟で向かってこいと迫ります。そして、七花の必殺技である七花八裂には弱点があることを指摘してみせたのでした。そんな七実を最強たらしめているのは、その瞳でした。七実はその目で見た技を、瞬時に自分のものとしてしまうことができるのです。
普段何も考えてないように見える七花ですが、七実との対戦では心に傷を負うことになりました。なぜ自分は七実に勝つことができると思ったのかとさえ、七花は思うようになったのでした。
そんな七花に気合いを入れたのは、とがめでした。そしてとがめは、七花八裂の弱点を指摘しました。虚刀流四の奥義・柳緑花紅。七花八裂に込められたその技を放つ前の一瞬の溜め、それが七花八裂の弱点だったのでした。
そして七花は、七花八裂の改良に乗り出しました。溜めが必要な柳緑花紅を最初に持ってくることでタイムラグをなくし、その後の最適な技の組み合わせを見つけるためです。さらに、七実との戦いにあたり、とがめは1つの策を用意していました。
こうして、再び七花と七実は対峙することになりました。戦いの場として選ばれたのは、刀大仏の前でした。そこで姉弟は向かい合います。そして、とがめのかけ声と共に七花が飛び出しました。その時、大仏の前に置かれていた300本のロウソクが一斉に消えました。闇の中では、いくら七実といえど七花の技を見ることができません。
そして、闇での戦いに備えて、七花は最初から右目を閉じていたのでした。
そして七花は七実を倒しました。しかし、七実はまだ手を引きません。七実の本当の望み、それは七花の手で自分を殺してもらうことだったのですから。七実は七花を本気にさせるために、とがめの髪を切りました。そして七花の手で、七実は命を落としたのでした。
七実に髪を切られたせいで、とがめはロングヘアーからショートヘアーになってしまいました。これはこれで可愛いですが、髪の長さが違うだけでずいぶんキャラの印象が違うものですね。
ということで、相変わらず独特なセリフ回しが特徴的なお話ですが、今回は姉弟対決ということで、これまでになく重い話になりましたね。
最終更新日 : 2022-10-30
今回の対決相手は悪刀・鐚の持ち主となった七実―― 冒頭から死霊山の住人を容赦なく皆殺しにしてたり、 自分の足を掴んできた相手を踏み潰したりと容赦ないところが怖すぎる! 悪刀・鐚を手にしたことでます... …
2010/12/29 23:09 Spare Time