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2010-12-16 (Thu) 01:01

折れた竜骨/米澤 穂信

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)米澤穂信さんの新作、「折れた竜骨」を読み終えました。

このところ滅多に単行本は購入しないのですが、この本だけはお知らせを見た時からとても楽しみで、図書館に入荷するのを待てずに買ってしまいました。それは、この作品の舞台が12世紀末のイギリス近辺を舞台としていたからです。十字軍にロビンフッド、そして修道士カドフェルと、ワクワクする要素がいっぱいなんですよね。

作品の舞台となるのは、イギリスの東に浮かぶソロン島という小さな島です。その領主は、来るべき呪われたデーン人との戦いに備えて、傭兵を集めていました。そんな島に、東方からやって来た騎士・ファルク・フィッツジョンと従者のニコラがやって来ました。彼らは魔術を使う暗殺騎士が、領主の命を狙っていることを知らせにやって来たのです。

しかし、彼らの警告もむなしく、領主は魔術に操られて走狗となった者に殺害されてしまいました。走狗にされて領主を殺したのは何者なのか、フィッツジョンとニコラは領主の娘・アミーナの命を受けて、推理と論理の力で犯人を探し出そうとするのでした。

魔術が登場するということで、もう少しファンタジー色の濃い作品かと思いましたが、魔術の比率は小さくて、12世紀を舞台にした歴史小説的な味わいがある作品でした。魔術があるなら、どんな不可能でも可能になりそうですが、魔術には魔術なりの制限があります。それを踏まえて、最終的に犯人が指摘されるのが、どんでん返しもあって、とっても面白かったです。

そしてこの作品の面白さは、それだけでなく、ソロン島を狙ってやって来た呪われたデーン人と島を守ろうとする騎士や傭兵の戦いも読み応えがありました。そうしたアクション要素も加えた上で、きちんと推理小説として成立しているのが本当に凄いと思います。

ということで、推理小説好きな方、ファンタージ好きな方、歴史小説好きな方などにお勧めできる本だと思います。(^^)

最終更新日 : -0001-11-30

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