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2010-11-28 (Sun) 15:01

遠まわりする雛/米澤 穂信

遠まわりする雛米澤穂信さんの古典部シリーズ第4弾、「遠まわりする雛」を読み終えました。

これまで長編ばかりだった古典部シリーズですが、第4弾は奉太郎が古典部に入部してから2先生になるまでの1年間に起きた事件をまとめた短編集でした。
収録されているのは、「やるべきことなら手短に」「大罪を犯す」「正体見たり」「心あたりのある者は」「あきましておめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」の7作です。
7作の中では、教頭先生のちょっとした校内放送から事件を推理する「心あたりのある者は」が一番面白かったです。

これまでのお話は、どこから読んでも面白かったですが、この短編集は今までの事情を知った上で読んだ方が楽しい作品だと思いました。「氷菓」から「クドリャフカの順番」までに登場したキャラが、ところどころに顔を見せてくれるのも楽しかったですしね。

ここまで古典部シリーズを読んできて気になるのは、奉太郎と千反田の関係です。恋愛下手そうな奉太郎と、ちょっと天然な千反田では、なかなか恋愛にまで発展するのは難しそうですが、お互いに相手のことを憎からず思い、信頼していますよね。この恋話になりそうでならない、奉太郎と千反田の微妙な距離感は嫌いじゃないです。

それから、恋と言えば里志と摩耶花の関係もなかなか複雑ですね。これまで里志はどうして摩耶花と付き合わないんだろうと思っていたのですが、そんな里志の心情が描かれた「手作りチョコレート事件」を読んで、ようやく気持ちを理解できました。

最終更新日 : -0001-11-30

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