日々の記録

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ボーダー―ヒートアイランド〈4〉垣根凉介さんの「ヒートアイランド」を始まりとする物語の第4作目にあたる、「ボーダー」を読み終えました。

その後のシリーズで、"雅"のリーダーを務めてきたアキのその後は描かれましたが、サブリーダーだったカオルのその後は描かれていませんでした。この第4作では、いきなりカオルのその後が描かれて、期待が高まりました!

アキが裏金を専門に狙う柿沢や桃井の仲間になり、カオルの前から姿を消しました。しばらくはカオルは呆然とした生活を送っていたようですが、その後受験勉強をして大学に合格しました。アキたちと"雅"を結成する前に、カオルは大検に合格して、大学入学資格を得ていたのでした。中学を卒業してすぐに、それに合格したというのですから、やはりカオルはただ者ではありません。

東大に入学したカオルは、そこで中西慎一郎という同級生と知り合いになりました。その中西の義理の妹・章に誘われて、中西は"雅"という集団が行っているファイティングショーを見物することになりました。
中西からその話を聞いたカオルは、自分たちの偽物が自分たちをまねた興業を行っていると知り、その始末をつけるためにアキに連絡を取ったのでした。

お話はこの中盤あたりまでは面白かったのですが、アキとカオルの正体が中西と章にばれたあたりから微妙な展開になり、中西が「午前3時のルースター」での経験を語ったところでがくっとなりました。まだ「午前3時のルースター」は未読だったのですが、このお話の中であらすじを語られてしまい、読む楽しみがなくなってしまいました。

最後は、アキとカオルは柿沢や桃井と共に、偽の"雅"に制裁を加えて、それを背後から操っていた暴力団にも話をつけます。ここがもう少し盛り上がれば物語として面白かったと思うのですが、あっさりと描かれていて残念でした。

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2010.11.26 21:16 | 新・たこの感想文