日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 米澤 穂信 › ふたりの距離の概算/米澤 穂信
2010-11-11 (Thu) 23:24

ふたりの距離の概算/米澤 穂信

ふたりの距離の概算米澤穂信さんの「ふたりの距離の概算」を読み終えました。

神山高校では星ヶ谷杯と呼ばれるマラソン大会が毎年開催されます。古典部の2年生・折木奉太郎は、その20kmの距離を走る中で、1つの問題を解決しようとしていました。新歓の時期に仮入部してくれた1年生・大日向友子が、本入部を前に突然入部をやめると言い出したのです。その原因は、同じく2年生の部長・千反田えるとの間に何かがあったらしいのですが・・・。

読み始めた最初は、恩田陸さんの「夜のピクニック」を思い出しました。しかし、読み進んでゆくと、もっと推理色が強いお話だとわかってきました。その推理が北村薫さんの作品のように、日常の中のささやかな謎を解き明かすタイプで、ドロドロしたものではなかったので、かなり読みやすい作品でした。

物語は、折木が20kmを走りながら、その途中でこれまでの状況を思い出しつつ、さまざまな小さな謎解きが紹介されます。大きな流れとしては大日向の退部の原因を探るがあるのですが、そのサイドストーリー的な形で、弱小な製菓部が新歓の時に大きなテーブルを使っている理由は!?とか、新しくオープンすることになった喫茶店の名前は何か!?、などが挿入されていて、長編ではあるけれど短編集的な楽しみ方もできるというお得な作品でした。

物語も楽しいですが、主な登場人物である古典部の面々がなかなか個性的なのも楽しかったです。その中でも一番のお気に入りは、折木と同級生の伊原摩耶花でした。ちょっととげとげしい物言いが、なんとなくツンデレキャラを思わせるんですよね。私の脳内では、摩耶花の声は戸松遥さんあたりの声で再生されていました。(^^;
あと、部長の千反田えるの声は、花澤香菜さんあたりかな~と。・・・本当にこういうキャストでアニメ化してくれないですかねえ。(笑)

米澤さんの作品を読むのは初めてだったのですが、この作品は古典部をメインとしたシリーズの1作だったようです。そのせいか、それぞれのキャラは立っているのに、ちょっとキャラの説明が不足しているように感じたのは、そのせいなのかもしれません。

最終更新日 : -0001-11-30

Comment







管理者にだけ表示を許可

Trackback


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
米澤穂信 「ふたりの距離の概算」
JUGEMテーマ:読書感想文    ◆古典部シリーズ    千反田えるのうかつな行動によって事件が始まったように    見えたが、事件の当事者とあっ …
2012/12/07 21:10 こみち
(書評)ふたりの距離の概算
著者:米澤穂信 ふたりの距離の概算(2010/06/26)米澤 穂信商品詳細を見る 春を迎え、古典部にも新入生が1人、仮入部することに。ところが、本入部を前に、その新入生・大日向さんは入部をやめると告げ... …
2010/11/18 20:41 新・たこの感想文