時々の記録

コンピュータとアニメ感想etc.のブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 読書(その他) › ブラックマネー/須田 慎一郎
2010-10-16 (Sat) 00:41

ブラックマネー/須田 慎一郎

ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む (新潮文庫)須田慎一郎さんの「ブラックマネー」を読み終えました。

この本では、地下経済に暗躍するブラックマネーについてリポートしています。かってはヤクザといえば、暴力を後ろ盾とした強引なやり方が主流でしたが、現在ではそれは表面的には少なくなって、闇経済に積極的に関わることによって利益を生み出す、ちょっとした企業みたいになっていることに驚かされました。

その事例として、第2章では不動産業界、第3章では新興市場、第4章ではメガバンク、第5章ではプライベートバンクへのヤクザの関わりを紹介しています。

今回この本を読んでいて驚いたのは、球団を買収したソフトバンク、楽天、オリックス、いずれも株式市場や不動産市場を使った錬金術でのし上がってきた企業だということです。古い企業が新しい企業に変わってゆく、それは時代の流れだと思いますが、これらの会社ののし上がり方をみると、今後に一抹の不安を感じました。

この本を読んでいて気がついたのは、ヤクザのブラックマネーの流れを取り上げる一方で、政界へ流れたブラックマネーについて全く言及がない点です。本書のテーマと外れるため、著者が意図的に外したとも思えますが、ある意味ヤクザよりもブラックな政界の動向が取り上げられていないのは、ちょっと不自然な気もしました。

最終更新日 : 2022-10-30

Comment