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2010-09-20 (Mon) 15:21

これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学このところ話題になっている哲学の本、「これからの『正義』の話をしよう」を読み終えました。

この本、以前から興味があったのですが、ハードカバーでなかなかお値段が高いので購入するのを躊躇していました。
そんな時、iPadで読める電子書籍版が発売されました。期間限定でしたが、900円という書籍版の半額以下の値段で電子書籍を購入できたので、思い切って購入してみました。

電子書籍版ということで、紙の書籍と違いフォントの大きさを2段階に調整できるのはよかったです。ただiPadの液晶画面では目が疲れて、長時間の読書は厳しいなあと思いました。また、500ページ以上ある書籍でしたので、本を読んでいる途中で何度かiPad本体を充電しなければならないことがあったのも、紙の書籍と比べるとちょっとマイナスだったかも。

さて、本の内容ですが、具体的な事例を元にどうしたらいいかを考えさせるスタイルで、読んでいてとても考えさせられる本でした。アメリカでの事例が元になっているので、例の中には今ひとつピンとこないものもありましたが、アメリカ独自の制度を知ることができたことは有意義でした。

この本の中で一番興味深かったのは、第7章の過去の過ちを補償することを取り上げていた部分でした。
日本だけでなく、世界の様々な国が過去におかした過ちを補償するために、多額の費用を投入しています。しかし、実際に自分たちが行った過ちでもないのに、なぜ過去の過ちを現在に生きる私たちが償わなければいけないのか、納得できない気持ちがありました。
それがこの本を読んだことで、特定のコミュニティに属していることで利益を得ている者は、コミュニティが負っている負債も引き受ける義務があるという考え方を知って、ようやく納得することができました。

ということで、少し難解な本ですが、時間をかけてゆっくりと読む価値のがある本だと思いました。(^^)

最終更新日 : -0001-11-30

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