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レフトのエラーから出塁を許した西浦高校は、三星学園の4番織田を迎えていました。織田は、これまで外角・内角と巧みに投げ分ける三橋のピッチングに翻弄されてきました。そんな織田に、三星学園の監督は秘策を授けました。あえて1球目で目をつぶってバットを振る。そうすれば、必ず三橋は次に逆のコースに投げてきます。1球目を見ていないことで、その残像に支配されることもないという作戦です。
これが見事に当たりました。初めて織田は、三橋から長打を打ったのです。織田に長打を許したことで、キャッチャーの阿部は激しく動揺しています。自分の配球は完璧だったはず。それなのに、織田に打たれてしまった。
本来なら、ここで三橋は阿部に織田が1球目で目をつぶっていたことを教えるべきなのでしょうが、今の三橋は阿部に嫌われないことしか頭にないようです。
そして、続くバッターは中学時代に三橋のキャッチャーを務めてきた畠です。これまで三橋と阿部のバッテリーは、完璧に畠を抑えてきました。しかし、長年三橋の球を受けてきた畠は、ストレートを投げる時の三橋の癖を知っていたのです。そこを狙われて、なんと畠にはホームランを打たれてしまいました。
これで西浦高校は、三星学園に逆転を許してしまいました。
これで三橋はへこんでしまうかと思いきや、精神的にはかなり辛いはずなのに、三橋は投げることをやめようとはしません。いろいろとダメなところも多い三橋ですが、投げることへの執着は並外れたものがあるようです。
逆転を許してしまった西浦高校は、この先叶から得点して、再び試合をひっくり返すことができるのでしょうか!?
最終更新日 : 2022-10-30