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2010-06-05 (Sat) 00:32

よいこの君主論/架神 恭介+辰巳 一世

よいこの君主論 (ちくま文庫)マキャベリの「君主論」を、小学生のクラス制覇を題材に、小学生にもわかるように簡単に解説するという怪しい本です。(^^;

5年3組では、クラスの有力者がそれぞれに勢力を持ち、他の勢力を吸収・拡大しようと、お互いを虎視眈々と窺い合っていました。そんな時、マキャベリの「君主論」を知ったひろし君は、その本を参考にクラスすべてを統一しようと動き始めたのでした。しかし、他の勢力もいろいろと策略を使ってきます。さらに、自分の部下といえ、扱いを間違えれば他の勢力になびいてしまうこともあります。
そんな予断を許さない状況の中で、ひろし君がクラス制覇に成功するまでを追った作品でした。

お話の合間には、同じくクラス制覇を狙うたろう君とはなこちゃんが、ふくろう先生からマキャベリの考えについて解説が入ります。ただでさえ、ひろし君をはじめとしたクラス40人が登場してややこしいところに、部外者としてその様子を観察しているたろう君とはなこちゃんがいたので、読んでいて何度も誰が誰だかわからなくなりました。

とはいえ、内容的にはまあまあ面白かったです。世の中、きれい事だけでは生きていけませんし、人の心をつかむためにはどうすればいいか、といったことも知っておいて損はないと思います。

最終更新日 : 2022-10-30

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