日々の記録

いつきがファッション部に入部することになるお話でした。

生徒会長の明堂院いつきは実は可愛いものが大好きです。しかし、そんな気持ちを押し隠して、今日も武道の稽古に励んでいます。そんないつきを、えりかはファッション部に勧誘するのでした。しかし、いつきにはなかなかその決意をすることができません。そんないつきに、えりかはとりあえずデザインだけでもしてみたらと勧めるのでした。

えりかに言われるまま、いつきは服のデザインをしてしまいました。それをファッション部に持ち込むと、えりかとつぼみは早速それを実際に服にしてみようと言い出しました。材料を買い集めて、いつきの家で服作りが始まりました。仕上がった服を着たいつきは、今までになく女の子らしくて幸せそうです。

そんな時、道場破りがやって来ました。ヒロトというその少年は、勝つためには手段を選ばない戦いをして、道場を破門になっていたのでした。道場の看板を掛けて、いつきとヒロトが対戦することになりました。しかし、いつきは卑怯な手を使ったヒロトに敗れてしまったのでした。
敗れたいつきに、お祖父さんはしばらく武道を休めと言い出しました。お祖父さんは、いつきが家のためや兄のために武道を始めたことを知っていたのでした。

一方、戦いには勝ったヒロトでしたが、その心は晴れませんでした。彼は本当は道場破りがしたいのではなく、道場に戻ってきたかったのです。しかし、素直になれないヒロトは、道場破りという形でしか自分の気持ちを表現できなかったのです。そんな迷えるヒロトの心をクモジャキーに利用されてしまいました。

デザトリアンを倒すため、つぼみとえりかはプリキュアに変身しました。戦闘開始早々、いきなり必殺技を放つのかと思いきや、技に入ろうとした瞬間にクモジャキーの新たな技が炸裂しました。突然大地がひび割れて、プリキュアを飲み込もうとしたのです。
大ピンチに陥ったプリキュアを救ったのは、いつきでした。生身の人間でありながら、クモジャキーを投げ飛ばしたいつきはすごいですね！

いつきの協力もあって、なんとかプリキュアはデザトリアンを浄化することに成功しました。そして、その戦いを通して、いつきは自分は可愛いものだけでなく、武道も本当に好きだったことに気がついたのでした。
自分の心が吹っ切れたいつきは、ファッション部にも入部することにしたのでした。

今回は、いつきの女装(？)が見所でしたね。(^^;
でもストーリー的には今ひとつだったような・・・。病弱ないつきのお兄さんという設定も今ひとつうまく使えてなかった気がしましたし、ヒロトが道場破りに現れたのも唐突な気がしました。
そんな中で印象的だったのは、ヒロトとの戦いに敗れたいつきを見守るえりかの表情でした。しばらく武道を休めとお祖父さんから言われて動揺するいつきを見て、目に涙を浮かべているえりかの表情がよかったです。