日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 読書(その他) › 青年のための読書クラブ/桜庭 一樹
2010-03-12 (Fri) 21:25

青年のための読書クラブ/桜庭 一樹

青年のための読書クラブ桜庭一樹さんの「青年のための読書クラブ」を読み終えました。

この作品には、特定の主人公がいるわけではなく、読書クラブに集まった少女たちの視点から、聖マリアナ学園の正史には残らなかった裏の歴史が、連作短編という形で語られていました。
良家の子女が通う聖マリアナ学園には、学園の片隅に周囲から忘れ去られたかのようにたたずむ赤煉瓦造りの建物がありました。そここそが、学園のはみ出し者。読書クラブのたまり場だったのでした。

物語は、1960年代の学園紛争の時代から始まり。やがて、1919年に創設された学園の秘密、そして創設者でありながら失踪した聖マリアナについての謎が解き明かされました。そしてバブル期、現代、そして未来へと物語は続きます。
最初、女子校が舞台ということで「マリア様がみてる」的な世界観を想像していたのですが、この作品に登場するのは、決してマリみての主人公にはなれないような少女たちばかりでした。(^^;

全体的に不思議な雰囲気を持った物語ではあるのですが、どの年代の物語を通しても、どこか退廃的な匂いが漂っているような気がしました。そして、登場する少女たちのペンネームかと思えるような痛々しい名前。
一応、少女が語り手の物語ではあるのですが、少女という存在が持っている残酷さや毒のようなものを暴いている作者の冷ややかな視線を感じました。

最終更新日 : -0001-11-30

Comment







管理者にだけ表示を許可

Trackback


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
読書日記306:青年のための読書クラブ by桜庭一樹
タイトル:青年のための読書クラブ 作者:桜庭一樹 出版元:新潮社 その他: あらすじ---------------------------------------------- 伝統あるお嬢様学校「聖マリアナ学園」。転入生・烏丸紅子は中性的な美貌で一躍、学園のスターとなる。その裏には異端児たちの巣窟… …
2011/10/19 21:54 書評:まねき猫の読書日記