
本の内容は、これまで小池さんが他の本で語ってきたことを、話す時、聞く時、見る時などの個別のケースごとにどう対処したらいいのかが紹介されています。ケースごとにアドバイスがされているので、何か気になることがあった時、どうすればよかったかを後から検証しやすくて助かります。
ただ、1つだけケースの中で読んでいて違和感があったのは、育てるという項目でした。その中で子育てについて触れられている部分がありましたが、ここだけは読んでいてちょっと納得できないものを感じました。
小池さん自身に実際の子育ての経験があるのかわかりませんが、紹介されている助言があまりに理に傾きすぎているような気がしました。これを実践して、果たして子供が本当に納得してくれるか、疑問を感じました。
この本では、巻末に小池さんと脳研究者の池谷裕二さんの対談が収録されていました。小池さんが言われていることが、脳科学とも繋がる部分があったりするのが不思議な気がして面白かったです。
最終更新日 : -0001-11-30