
この本では、どうしたら人が怒りや嫉妬、不安などから自由でいられるかを著者自身による4コマ・マンガを交えて解説されています。僧侶が書かれたということで宗教色が強い内容なのではないか!?と思われる方があるかもしれませんが、ある状態の説明のために、それが仏教では何と呼ばれているのか紹介する程度で、宗教に関係なく読むことができる本だと思います。
ある心の動きに対して、それにどう対処すればいいかが具体的に書かれているので、心理学の本のような気持ちで読むことができると思います。
内容的にはとてもいい本なのですが、1つ不満をあげると、解説のためにつけられている4コマ・マンガがあまりにも素人っぽく、その項目で説明されている内容を的確に表現しているとは思えないことです。マンガはなしで、文章だけで心の動きを解説した本だったら、もっと充実した内容になったのではないかと思えて残念でした。
最終更新日 : 2022-10-30