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2010-02-10 (Wed) 21:58

ガール・ミーツ・ガール/誉田 哲也

ガール・ミーツ・ガール疾風ガール」の続編、「ガール・ミーツ・ガール」を読み終えました。

前作で祐司と知り合った夏美は、今作ではフェイス・プロ所属のミュージシャンになりました。とはいえ、ようやく初のCM出演とCDデビューが決まったばかりの駆け出しです。そんな夏美の前に、祐司が好きなミュージシャンである島崎ルイがやって来ました。なんと、ルイは自分のバックバンドを夏美にやってもらいたいというのです。

しかし、夏美は以前からルイの音楽が好きになれず、その申し出を断ってしまいました。そんな時、夏美の前に失踪して行方不明になっていた父親が現れました。会社がうまくいかなくなって以来、父親は借金取りに追われるような生活をしていたようです。でも、父親には悲壮感がなくて、相変わらずマイペースな生き方をしているようです。

そんな父親を助けたくて、夏美は年末のテレビ番組でルイの伴奏を引き受けることにするのでした。しかし、バンドとしてやって行くためには、夏美以外のメンバーも必要です。そんな時、とあるレストランでピアノ演奏を聴いた夏美は、そのピアニストをバンドのメンバーに加えようと動き始めるのでした。

前作には推理小説風味なところがありましたが、今作は完全に夏美の成長物語になっていました。最初はルイのことを嫌っていた夏美でしたが、ルイと一緒に時間を過ごすうちに心が通い合ってくるのがよかったです。
全体的に面白く読めた作品でしたが、夏美の父親の借金にまつわるエピソードだけは、ちょっと都合がよすぎる結末だったような気がします。

最終更新日 : 2022-10-30

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