
まず最初に言いたいのは、この本のタイトル「節約の王道」は、本の内容を全く正しく言い表していないことです。なので、本当に節約が目的の本を探されている方は、この本だけは買わない方がいいと思います。
そして、この本のタイトルは「お金持ちの節約ごっこ」とでもすべきだったのではないでしょうか!?
以前読んだ林望さんの本でも、自分語り、自慢が鼻につくところがありましたが、この本ではそれがさらに酷くなっています。少しこの本を読めばわかりますが、この著者は本当にお金で苦労したことがないことが見透かせます。いろいろとご高説を並べていますが、それは本当に節約に役立つというよりは、俺はこんな風にやっているだけど格好いいだろう!?という自慢にしか聞こえません。
また、内容的な矛盾も多数目につきます。一方で時間は大切だと言ったかと思うと、他方ではあっさりとその貴重な時間を無駄にするような提言を堂々と述べています。その矛盾は、この本の内容を読めばすぐに指摘できるものばかりなのですが、この著者は自分の書いた文章を読み返すことすらしていないのでしょうか!?
最終更新日 : 2022-10-30
節約の王道(日経プレミアシリーズ) 節約本にありがちな、 ある種のみすぼらしさが感じられない、 上品なというか、気品にあふれた本。 筆者のものの考え方が独特なので、 同意できない方も多数いらっしゃると思われる。 例えば、ゴルフ好き、煙草好き、鉄道模... …
2010/04/26 00:00 23:30の雑記帳