日々の記録

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鷺と雪北村薫さんの直木賞受賞作、「鷺と雪」をようやく読むことができました。

これまでは北村さんの本は、図書館で借りにくいということはなかったのですが、この作品は直木賞を受賞したせいか、貸し出し予約数が凄くてようやく今頃になって読むことができました。(^^; 買ってしまおうかとも思ったのですが、ハードカバー1冊の値段だと、文庫本2冊が買えると思うと、なかなか思い切ることができませんでした。

街の灯」から始まったベッキーさんシリーズも、この作品で3作目になります。

第1作の「不在の父」では、とある子爵の失踪事件の謎を英子とベッキーさんが解き明かすことになりました。
5年前に行方不明になった子爵。その姿を英子の兄が、浅草のいかがわしい界隈で見かけたというのです。それは本当に失踪した子爵本人なのか!? そして、どんな方法を使って子爵は多くの人の前から神隠しのように姿を消すことができたのか!? その謎解きも興味深かったですが、それ以上に英子たちの日常のやり取りが面白かったです。

第2作「獅子と地下鉄」では、老舗のお菓子屋の坊ちゃんの謎の行動を英子とベッキーさんが解決しました。今回は珍しく、英子自ら調査に乗り出します。そのお転婆が祟って、ピンチに陥ったりもしますが、ベッキーさんの機転で窮地を切り抜けるのでした。

第3作が、本のタイトルにもなった「鷺と雪」です。今回は、英子が能見物に出かけたり、修学旅行に出かけたりと、今まで以上に移動が多いお話でした。そんな中、英子は友人の千枝子が失神する現場に居合わせました。それが縁となって、英子は千枝子から海外に出かけているはずの婚約者が写っていたという不思議な写真を見せられるのでした。
事件の謎は、例によってベッキーさんがあっさり解決しました。しかし、この話の面白さは、事件よりもその後に起こった歴史的な出来事と英子の関わりかもしれません。

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「鷺と雪」北村薫
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2013.02.15 14:54 | 粋な提案