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2009-12-26 (Sat) 17:25

レッド・ゲート農場の秘密/キャロリン・キーン

レッド・ゲート農場の秘密 (ナンシー・ドルー・ミステリ6) (創元推理文庫)ナンシー・ドルー・シリーズの第6弾、「レッド・ゲート農場の秘密」を読み終えました。

親友のベスとジョージと買い物に出かけたナンシーは、ひと瓶の香水にまつわる不思議と遭遇しました。さらに、帰りの列車でジョアンという少女と知り合ったナンシーは、ジョアンの住むレッド・ゲート農場に関わることになりました。

経済的に困窮しているレッド・ゲート農場ですが、その周囲には強引に農場を買収しようとする男、怪しげなカルト教団など事件の匂いがします。
さらに事件の背後には、密輸業者や偽札事件までからんでいるようです。事件の謎を解明するために、ナンシーは調査に乗り出すのでした。

今回印象的だったのは、ナンシーの芯の強さでした。普段は優しく上品なナンシーですが、不正を憎み、不当に自由を奪おうとする相手には決して屈しない強さも持っています。カルト教団から抜け出したがっている女性と出会った時に、ナンシーが言った「ひとりの人間として自由」であること。この真っ直ぐで揺るがない信念を持ったナンシーが、とても魅力的でした。

最終更新日 : 2022-10-30

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