
前巻に続いて、今回もさまざまな視点から、これちょっと変じゃないかということを切っていて楽しかったです。
今回も社会学についておかしなことを指摘していますが、それ以外に今回は経済学もけっこういい加減なものだと感じました。
学生時代に経済学を習ったことがあるのですが、やたらと数式ばかり出てくるのに辟易した記憶があります。おまけに、世の中にはさまざまな要素があるのに、これは誤差のうちだからとばっさり切り捨てられている部分があったりして、これ本当に役に立つのか!?と疑問に思ったことを思い出しました。
それが今回この本を読んで、あれはあくまで特定の条件下で完結しているだけの、実際の役には立たないものだとあらためて確信しました。結局、経済学者も社会学者も役に立たない自己満足の理論を作り出して満悦しているという点では、大差がないんですね。
今回は、なぜか巻末に「あなたにもビジネス書が書ける」というコントが収録されていました。これはこれで突っ込みどころが満載で楽しかったですが、できればこの本の中に収録するのではなく、別にコントだけをまとめた本で読みたかったですね。
最終更新日 : 2022-10-30