日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 栗本 薫 › 闇の中の怨霊/栗本 薫
2009-12-25 (Fri) 16:51

闇の中の怨霊/栗本 薫

闇の中の怨霊―グイン・サーガ(46) (ハヤカワ文庫JA)グイン・サーガ第46巻、「闇の中の怨霊」を読み終えました。

グインがユラニアから去ったことで、ケイロニア軍もまたユラニアから退却してゆきました。残されたモンゴールとクムの間では、それぞれに陰謀が渦巻いています。そんな中、イシュトヴァーンはアルセイスで拾った少年リーロに次第に心惹かれるものを感じていました。本音を言えば、このままリーロをトーラスに連れ帰りたいと思っています。しかし、イシュトヴァーンはそれをなかなか口にすることができませんでした。

その頃、クムのタルー王子の元にはユラニアの第2公女ネリイが訪れていました。お互いに兄弟、姉妹について不満があった2人は意気投合して、クムの公子とユラニアの公女との婚礼では2人が婚約して、それぞれに勢力を伸ばそうと画策していました。そんな2人が一夜を共にする場面は、読んでいて気分が悪くなるほどおぞましかったです。

そしてまた、アリもユラニアの官房長官を抱き込んで陰謀を巡らしていました。そんなアリの片腕として力を貸してくれるのは、黒魔術に手を出したためにパロの魔術師の塔を追われたオーロでした。オーロは、パロの魔術師ギルドとは別に、黒魔術にさえ手を染める独自の魔術ギルドを作り上げることを目論んでいました。その力を必要とするアリと、後ろ盾が欲しいオーロが手を結んだのでした。

そしてモンゴール軍とクム軍がアルセイスから撤退する準備が始まりました。そんな時、イシュトヴァーンにうれしい出来事が起こりました。1つは、今では弟のように可愛がっているリーロが、イシュトヴァーンと共にトーラスに行きたいと言い出してくれたことです。そしてもう1つは、ついにヴァラキアのカメロンがイシュトヴァーンと行動を共にするべく、モンゴール宮廷にやって来たという知らせがもたらされたのでした。
それを知ってイシュトヴァーンは驚喜しましたが、アリはカメロンという存在が現れたことで、自分とイシュトの関係が変わってしまうのではないかと深く悩むのでした。

怒ったアリは、魔術師オーロの力を借りてリーロの寝室に入り込みました。そして、リーロにイシュトの側から立ち去るように脅しました。リーロに置き手紙を書かせたところへ、イシュトヴァーンが帰ってきてしまいました。動揺したアリは、そのままリーロを殺害してしまったのでした。
リーロがいなくなったことで、イシュトヴァーンは深く傷つきました。イシュトは犯人はアリではないかと疑いましたが、証拠がありません。傷心のイシュトは、カメロンの待つモンゴールへと引き上げていったのでした。

この巻では、前巻から登場したリーロが、あっさりと殺されてしまいました。ただイシュトを傷つけるためだけにリーロが登場した感じで、何だかとっても不憫でした。
グインは物語から姿を消してしまいましたし、イシュトヴァーンとアリを巡る物語はドロドロしていて読んでいるのが辛くなってきました。

最終更新日 : -0001-11-30

Comment







管理者にだけ表示を許可