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2009-12-09 (Wed) 21:41

ユラニアの少年/栗本 薫

ユラニアの少年―グイン・サーガ(45) (ハヤカワ文庫JA)グイン・サーガ第45巻、「ユラニアの少年」を読み終えました。

アルセイス郊外に駐留していたイシュトヴァーンは、伝令からの知らせによってグインがアルセイスから去ったことを知らされて驚きました。そして、ユラニアとの戦いの前にわびを入れたグインが、再び自分を裏切ったように感じで怒り狂ったのでした。そしてイシュトヴァーンは、怒りのままに部下たちにアルセイスでの掠奪を許可したのでした。

それを知って、アリは驚きました。しかし、イシュトヴァーンの突飛な行動に驚きつつも、ユラニアの弱腰を見て、これを利用してさらに事態を自分の有利な方向へ運ぼうと画策するのでした。

そんな時、イシュトヴァーンはアルセイスの廃墟でリーロという少年と出会いました。リーロの中に、イシュトヴァーンのかっての友人、ヨナの面影を感じてリーロを保護することにしたのでした。自分を助けてくれたのが、アルセイスを滅ぼしたモンゴール軍のイシュトヴァーン将軍だと知ってリーロは驚きますが、次第にイシュトヴァーンに打ち解けていったのでした。

そんな中、ユラニアの重鎮・オー・ラン将軍の死が伝えられました。それを知ったアリは、クムのタルー王子と手を結んで驚くべき行動に出ました。オー・ラン将軍の弔問のために、ユラニアの首脳部、ケイロニア、モンゴール、クム連合軍が集まった席で、今回の戦争でのユラニアへの賠償責任は問わないと言い出しました。そればかりか、ユラニアの3公女とクムの3公子の縁組みを提案したのでした。
アリのこの申し出の裏には、一体どんな謀略が隠されているのでしょうか!?

最終更新日 : 2022-10-30

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