日々の記録

ラグから通行証を奪ったネリでしたが、それさえあればゲートを通れるほど甘いものではありませんでした。

ユウサリへと向かったネリでしたが、その行く手はゲートキーパーに阻まれました。ゲートキーパーは、単に通行証を確認するだけでなく、事前に知らされていたその人物に関する情報と現れた人物を照合して、それが本人であるかを確認した上で通行を許可しているのでした。

ネリがラグの名を語っていることがばれて、ゲートキーパーは怪物をネリに襲いかからせたのでした。それを救ったのは、ネリを追いかけて来たラグとニッチでした。(ラグは戦力になっていませんでしたから、実質的に助けたのはニッチの手柄でしたが・・・。(^^;)

そんなネリが落とした手紙を拾うため、ラグは危険を承知で化け物のいる場所へと引き返しました。その時、ラグの体から心弾が発射されて手紙に命中したのでした。なんとラグの心弾には、その物に宿った思いを引き出す力がありました。
その力のおかげで、ラグたちはジギー・ペッパーがネリたちを捨てたのではなく、デッドエンドに留まろうとしていたジギーをネロが送り出していたことを知ったのでした。

また、ネロがいまわの際に残した言葉は、ジギーを恨んでのものではありませんでした。ジギーに約束したように、しっかりした男になってネリを守ってやるという約束を果たせなかった自分自身が情けなかったのでした。

そんなジギーが、ネリとネロのためにデッドエンドの街に贈ったもの。それは、なんとこれまでネリたちの生活を支えてきた教会でした。自分の心弾の力に気がついたラグは、ネリを連れて街へと引き返しました。そこで教会の鐘に心弾を打ち込んだラグは、その教会に込められたジギーの思いを知ったのでした。

こうしてジギーに対するネリの誤解は解け、ネリはキリエの街でがんばることになりました。いつかネリがお金を貯めて、ジギーにネロの最後の手紙を届ける日もきっとくるでしょうね。(^^)