日々の記録

席替えが行われて、爽子の周囲は急に楽しくなりました。隣の席には風早がいてくれますし、側には吉田や矢野もいて、何かと爽子を助けてくれます。

爽子と風早の関係は、もはやにやにやしながら見守るしかない状態ですね。(^^;
そんな風早に影響されて、爽子も変わり始めました。これまで、クラスの雑用は爽子１人がやって来ましたが、思い切ってクラスメイトに声をかけたら、それに応えてくれたのです。
この場面、最初は爽子が拒絶された!?と思わせて、それがすぐ爽子の誤解だったとわかる見せ方が上手かったですね。

そして、それをきっかけに爽子の周囲はさらに変わり始めました。風早に、誰かに勉強を教えるところを妄想していたと教えたことがきっかけで、自習中の爽子にクラスみんなが勉強を教えて欲しいと集まって来たのです。そんな爽子が見せた笑顔は、クラスのみんなが初めて見る笑顔でした。
でも、それが風早にはちょっと悔しかったみたいです。爽子の笑顔は、自分だけで独り占めしておきたかったみたいですね。くそぉ～、こういう風早の行動は可愛すぎるなあ。(笑)

全てがうまく動き始めたと思ったら、突然吉田と矢野の不穏な噂が流れ始めました。その発生源は、なんと爽子だというのです。果たしてこれは、誰の陰謀なのでしょうか!?

今回も楽しかったですが、その中でも特に笑ったのが前回拾った犬の名前でした。副担任の先生がきっかけで、ペドロ・マルチネス(通称・マルちゃん)に決まりました。この犬、少しは爽子に助けられた恩義を感じているのかと思いきや、しっかり食欲しかありませんでしたね。(^^;
しかし、マルちゃんに関わる秘密を爽子と共有できたことで、風早はとってもうれしそうですね。