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2009-10-30 (Fri) 17:15

逃がれの街/北方 謙三

逃がれの街 (集英社文庫)先に読んだ「あの作家に会いたい」で、サッカーの三浦知良選手がブラジルに留学した時にこの「逃がれの街」を繰り返し読んだことを知って、興味が出て読んでみました。

主人公の水木幸二は、友人が起こした強盗事件の共犯者と警察に疑われて取り調べを受けました。結局、それは警察の誤解だったことが判明したのですが、この出来事をきっかけに幸二の運命はじょじょに狂ってゆくのでした。

恋人にまとわりついているヤクザを殺してしまった幸二は、暴力団や警察から追われることになりました。そんな時、幸二は街でヒロシという5歳の少年と出会ったのでした。ヒロシは自殺した母親に捨てられて、一人街を彷徨っていたのでした。そんなヒロシを幸二は助けて、一緒に逃亡生活を送ることになるのでした。

それなりに評価の高い作品だったので期待して読んだのですが、結末があっけなくて残念でした。
幸二とヒロシの逃亡生活の描写は面白かったですが、暗く重い雰囲気はあまり好きになれませんでした。ただ、それまで普通の人生を送ってきた幸二が、警察に誤認逮捕されたことをきっかけに人生が狂いだしてしまうという展開は、何となく納得できるものがありました。

最終更新日 : 2022-10-30

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