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2009-10-27 (Tue) 19:38

オン・ザ・ロード/ジャック・ケルアック

オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)池澤夏樹さんが個人編集した世界文学全集の第1期第1巻、ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」を読み終えました。

1940年代を舞台に、主人公のサル・パラダイスが、友人のディーンに惹かれてロードへと飛び出して、ニューヨークからサンフランシスコまで旅する様子が第1部では描かれました。わずか50ドルを元手に、ヒッチハイクしながら旅を続けるのですが、計画性はほとんどなく、出たとこ勝負にサルは旅を続けてゆきます。こんなので本当に大丈夫なのかと心配になるのですが、意外にも多少の苦労はするものの目的を達成してしまいます。この何者にもしばられない自由な空気が楽しい作品でした。

第2部では、サルは再び旅に出ます。今度はディーンが買った車での旅なのですが、ディーンの運転がとんでもなくメチャクチャ。おまけに、ドラッグの影響もあってディーンの言動は、何だか狂っているんじゃないかと思えるようです。挙げ句の果てに、サルは途中でディーンに捨てられて、再びニューヨークへと引き返すことになるのでした。

第3部は、再びサルはディーンと関わることになりました。この第3部の描写は、作品中一番ぶっ飛んでいます。ドラッグの影響で、サルもディーンもハイになったり、幻想の国をさまよったり。夢なのか現実なのかはっきりしない、まるで幻想の国ような描写が頻発して驚きました。

第4部では、今度はサルたちはメキシコに向かって旅をすることになりました。相変わらずディーンは、いい調子でしゃべりづめですし、途中で女は買うわ、マリファナは買うわで、例によってハチャメチャな旅が繰り広げられるのでした。

と、こんな感じで、とにかくデタラメなお話なのですが、読んでいるともの凄い開放感と自由を感じました。旅をするサルたちは、自分を縛るものがないのが魅力的なのかもしれませんね。何か欲しいものがあって、チャンスがあれば彼らはちゃっかりかっぱらいも平気でしますし、疲れるまでとことん突き進んで、疲れたら寝る。
周囲のちゃんと暮らしている人たちからしたら、はた迷惑な存在なのでしょうが、自分たちの衝動に忠実なサルたちの行動には、やはりどこか憧れを感じてしまいます。

最終更新日 : -0001-11-30

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