
この巻では、宇宙飛行士となったアスミが、とうとう宇宙に飛び出しました。ロケットの運転手さんになると言っていたアスミが、本当に宇宙に行ってしまうとは、とても感慨深いものがありました。
最終巻となるこの巻では、アスミたちの過去が描かれつつ、ついにアスミとライオンさんのお別れが描かれました。少し前の巻から、いつかライオンさんがアスミの前からいなくなってしまうのではないか!?と匂わされていましたが、それがとうとう現実のものとなってしまいました。
それはとても悲しいことでしたが、別れがあるから出会いもあるという、とてもこの作品らしい締めくくりだったと思います。
初めてこの作品を知ったのは、アニメの再放送でした。アニメは残念なことにアスミたちがまだ夢の途上にあるところで終わってしまいましたが、できればきちんと続編を制作して欲しいです。
途中からではありましたが、この作品の新刊が発売されるのがとても楽しみでした。読み進めば進むほど、どんどんアスミたちのことが好きになっていきました。
もうこれで、新たなアスミたちの活躍が見られないのは残念ですが、アスミたちみんなきっと今日も元気に自分の夢を実現させるためにがんばっているんだろうなあと思います。
最後に、素敵な作品を描いてくださった柳沼行さん、本当にありがとうございました。スピカはこれで完結しましたが、次回作ではどんな物語を読ませてくれるのか、とても楽しみです。
最終更新日 : 2022-10-30