
8巻は、康彦との新婚旅行、そして久しぶりの玉環さんの登場、さらに新キャラ・オカマ料理人の島野敏郎が登場して盛りだくさんな内容になりました。
康彦と結婚したことで、ハナちゃんは今まで以上に忙しくなりました。休みの日以外は満点大飯店で下働きとして働き、休日には康彦のところで農作業のお手伝いです。
そんな忙しさもあって、ハナちゃんは電車を乗り過ごして満点大飯店に遅刻するという失敗をしてしまいました。しかし、偶然再来日した玉環さんと出会ったおかげで、何とかその場を切り抜けることができました。ところが、玉環さんは上海万博でチャーハン専門店を出店するために、ハナちゃんを引き抜きにやって来たのでした。
それをようやく切り抜けたと思ったら、女嫌いのオカマ料理人の島野敏郎が登場しました。この人、目立ちたがり屋で変な人ですが、料理の腕は確かです。早速、中華街を探索して、ハナちゃんがバイトしている上海亭を見つけてしまいました。
ところが、島野はハナちゃんの作ったチャーハンにダメ出しをするのでした。それに負けじと、ハナちゃんは新しいチャーハンを作り出してリベンジを果たすのでした。
でも、今回一番気に入ったのは最後のエピソードでした。不況の影響で、中華街にやって来るお客さんの常連のお客さんの財布も厳しいです。それを知ったハナちゃんたちは、これまでの500円から300円に値下げした新チャーハンを作り出すのでした。しかし、値下げはしても味は変わらない。この心意気がよかったです。
今、不況の影響でいろいろと厳しい思いをしている方もいると思いますが、そんな人たちに元気をあげられるようないいお話でした。(^^)
最終更新日 : 2022-10-30