
あすみがほのかな憧れを抱いている桐生先輩。その先輩と、あすみは実習で対決することになってしまいました。おまけに、桐生にあすみのお父さんが獅子号の事故を引き起こしたと知られて、2人の関係は一気に険悪になってしまうのでした。
今回のお話は、原作11巻のエピソードをベースにして、なぜ危険を冒して人間が宇宙に行くのかという視聴者への問いかけにもなっていたのがよかったです。ドラマの中では、あすみがあすみなりの答えを出していましたが、私は感情があるから人間自身が宇宙に行くことが必要なんだと思いました。
人間とロボットの対決ということで、ドラマ的にも面白かったですが、ちょっと残念だったのは一番大事なクライマックスで何が起こったのかよくわからなかったことです。はしごが倒れてきて、あすみがその下敷きになったと思ったのですが、それがなぜかロボットを助け出していて、あすみは下敷きになったんじゃないの!?と不思議に思ってしまいました。
今回のお話では、秋と府中野君がいい味だしていましたね。落ち込んでいるあすみを見つけた秋がしてくれた、ガガーリンが宇宙飛行士に選ばれた理由もよかったですし、あすみのことを心配して府中野君があすみのお母さんのことを桐生先輩に伝える場面もよかったです。
とりあえず、今回の事件を通してあすみと桐生先輩の関係は元に戻ったようですが、また新たな問題が浮上してきました。獅子号事故から10年ということで、万里香のお母さんが強引に生徒の中からNASAへの留学メンバーを決めようとしています。そこで最優先されているのは、生徒のことではなく、何だか政治的な判断のようなのですが・・・。
次回、そんな中であすみたちがどう考え、どう行動するのかが楽しみです。
最終更新日 : 2022-10-30
◆向井理さん(のつもり) 向井理さんは、毎週木曜よる8時「NHKドラマ8」枠で放送されている連続ドラマ『ふたつのスピカ』に桐生春樹 役で出演しています。 一昨日は第3回が放送されました。 ●あらすじと感想 …
2009/07/04 17:41 yanajunのイラスト・まんが道