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2009-06-23 (Tue) 06:43

ノスフェラスの嵐/栗本 薫

ノスフェラスの嵐―グイン・サーガ(19) (ハヤカワ文庫JA)グイン・サーガ第19巻、「ノスフェラスの嵐」を読み終えました。

グインと決裂してしまったイシュトヴァーンは、サイロンの都から旅立とうとしています。そんな彼を、怪しげな占い師が呼び止めました。いずれ王となるべき人物、イシュトヴァーンを待っていたと、その男アリは言うのです。
最初はアリの言葉を信じようとしなかったイシュトヴァーンでしたが、その話を聞いているうちに、アリの話に惹きつけられました。

アリは、中原が乱れている今こそが、イシュトヴァーンのような男が王になれる最後のチャンスだというのです。そのためには、最初の足がかりとなる国を手に入れなければなりません。それこそが、先の戦いで滅ぼされたモンゴールだと言うのです。
そんな彼らの最初の狙いは、クムに幽閉されているアムネリスです。しかし、アムネリスを手に入れても、モンゴールの王となることが彼らの目的ではありません。モンゴール、クム、ユラニアを束ねる、ゴーラの王となることこそ、彼らの真の目的のようです。

そして、今回のメインはトーラスからノスフェラスへと旅立った黒太子スカールたちの行方でした。
トーラスでグル=ヌーの存在を知ったスカールたちは、その秘密を求めてノスフェラスへと分け入りました。そんな彼らの前に、最初に立ちはだかったのはセム族でした。しかし、スカールはセム族と戦うことはせず、彼らと友好を結び、彼らの助けを得ることに成功したのでした。

そうして、精鋭を引き連れたスカールは、グル=ヌーへと向けて旅立ちました。セム族の案内人として、シバたちもスカールに従いました。そして狗頭山までやって来た彼らは、そこで砂漠オオカミとの息詰まる戦いを繰り広げることになったのでした。
しかし、そんな苦難はノスフェラスの広大さからしたら、ほんの手始めでしかありませんでした。

狗頭山を越えて、さらに先を目指した一行でしたが、飲み水も残り少なくなり死の影が近づいてきました。スカールさえも死を覚悟した時、シバが砂漠にあるオアシスに気がつきました。これで救われたとオアシスに駆け寄った一行でしたが、なぜか馬たちはその水を飲もうとしません。
その水は、既に瘴気の谷から放たれた瘴気で、汚されたものだったのです。

そんな彼らの前に、忽然と1人の老人が姿を現しました。その老人こそが、グインが探し求める北の賢者ロカンドラスだったのでした。ロカンドラスは、スカールが運命に導かれて、この地へやって来ることを見越していました。そして、スカールだけにグル=ヌーの真実を見せるとロカンドラスは言うのです。

ロカンドラスと行動を共にしたスカールは、そこでこれまでに見たこともない不思議の数々を目撃することになるのでした。ノスフェラスが今のようになってしまった原因、それは星船と呼ばれる巨大な宇宙船が、カナンの街へと墜落したことが原因のようです。それ以来、あたりには有害な放射能がばらまかれて、グル=ヌーを中心とした場所は奇怪な生物が跋扈するようになったのです。
しかも、その墜落した船は、どうやらこの星のものではない生物が操っていたようです。かってカル=モルが目撃したグル=ヌー。それは、巨大な謎のほんの一部にすぎなかったのでした。

ロカンドラスとの旅を終えて、スカールは再びリー・ファたちと合流しました。思いがけず、この世界の大きな秘密を目撃してしまったスカールは、この先どんな行動を取るのでしょうか!?

最終更新日 : -0001-11-30

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