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2009-06-06 (Sat) 12:40

復讐の女神/栗本 薫

復讐の女神―グイン・サーガ(14)グイン・サーガ第14巻、「復讐の女神」を読み終えました。

今巻では、まずは舞台はモンゴールの首都トーラスから始まります。そこでは、ナリスを失った悲しみが癒えることなく、悲劇のヒロインさながらにアムネリスが涙に明け暮れていたのでした。しかし、モンゴールの周辺では、パロの反乱の動き、沿海州の動きなど緊張が高まっています。

そんな中、1つの知らせがヴラド大公にもたらされました。パロの都クリスタルが、反乱軍に奪取されたというのです。しかも、その先頭に立ったのは、先のアムネリスとの婚礼で死んだはずのナリスであると。
それを聞いて、アムネリスの心に火がつきました。ナリスに裏切られた悲しみ、そしてナリスが生きていた喜び。それら複雑な感情を乗り越えて、アムネリスは自ら再度パロを討つ覚悟を決めたのでした。そして、5万の軍勢を引き連れて、アムネリスはパロへと向かいます。

その頃、アグラーヤから抜け出したイシュトヴァーンは、草原を駆け抜け大湿原を越えて、パロへと入り込んでいました。既にパロ内部で戦いが起こっていることを知ったイシュトヴァーンは、それを避けてサルジナの街へと足を向けました。ところが、そこを仕切っている赤い盗賊団に捕らわれてしまいました。

何とか盗賊の元から逃げ出したイシュトヴァーンでしたが、そこで彼はとんでもないものを目撃することになったのでした。それこそが、ウィリス山脈を越えてやって来たアルゴスの黒太子スカールとベック公の軍勢だったのです。
その軍勢はパロへは向かわず、モンゴール本国へと攻め入るつもりのようです。

そして、後半ではそんなイシュトヴァーンとナリスがとうとうクリスタルの都で出会いました。クリスタルへとやって来たイシュトヴァーンの動向は、魔導の力を借りたナリスに知られていたのでした。
そんなイシュトヴァーンがもたらしたのは、とんでもない情報でした。イシュトヴァーンが手に入れた密書には、沿岸州会議でモンゴールと戦うことを決めた沿海州軍の謀略が記されていたのです。
アグラーヤのボルゴ王の暗殺、ヴァラキアのオリー・トレヴァンによる反逆。それにより、モンゴールを討つために出た軍勢が、モンゴールに寝返るという密約だったのでした。

さらにイシュトヴァーンが目撃した、アルゴスの黒太子スカールの情報がナリスを喜ばせました。
スカールの軍にトーラスからの援軍を任せられると踏んだナリスは、ついにクリスタルを狙うタイランの軍勢に奇襲を仕掛けたのでした。

タイランの部隊は、アムネリスの援軍を信じて防戦に努めますが、いくら待っても援軍は現れません。その頃、アムネリスの軍勢は、スカールの急襲にさらされていたのです。そして、戦いの中魔導士の刺客が送り込まれ、ついにタイランは暗殺されてしまいました。
司令官を失ったモンゴール軍がどうなってしまうのか、次巻の展開が楽しみです。

最終更新日 : 2022-10-30

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