日々の記録

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死の婚礼―グイン・サーガ(10)グイン・サーガ第10巻、「死の婚礼」を読み終えました。第6巻から続いてきた陰謀篇も、今回でいよいよ終了です。

この巻では、グインたちの出番はなく、ナリスとアムネリスの婚礼の様子、そしてその背後で蠢く数々の陰謀が描かれました。その中でも、最も悲惨だったのはヴァレリウスに操られて、ナリスを暗殺させられたアストリアスでした。
彼は毒の塗られた剣を持たされて、婚礼の場へと潜り込みました。そして、ナリスとアムネリスの婚礼の誓いが署名されようとしたその時、ナリスに斬りかかったのです。その剣には、体を腐らせてしまう恐ろしいダルブラの毒が塗られていたのでした。

しかし、リーナス伯とヴァレリウスの計画では、その剣に塗られているのはナリスを一時的に仮死状態にする毒のはずでした。彼らはナリスが殺された混乱に乗じて、クリスタルに反乱勢力をまとめて一気にモンゴールに対抗しようとしていたのでした。
ところが、この計画に何者かが横槍を入れてきたのです。

アストリアスは捕らわれて、以前ナリスが拷問されていたランズベール塔で激しい拷問を受けることになりました。しかし、操られて行動していたアストリアスが口を割るはずもなく、そこにはモンゴールの白騎士と黒騎士の対立という火種が残されたのでした。

ナリスを失い、心からナリスに心酔していたアムネリスは心が壊れてしまったかのようでした。そんな彼女の本来の弱さに気がついて、アムネリスを支えてくれたのは、侍女のフロリーだったのでした。
ようやく元気を取り戻したアムネリスの元に、弟であるミアイル公子が殺されたという知らせが届きます。そこでアムネリスは、急遽モンゴールへと引き返すことになったのでした。

陰謀の犠牲になって死んだかと思われたナリスでしたが、このしたたか者が簡単に死ぬはずもなく、次女の姿に身を変えて生き延びていました。彼はアストリアスを牢獄から救い出しましたが、まだ彼を利用するつもりなのでしょうか!?
ともあれ、表面的にはナリスは死亡して、パロとモンゴールの統合はならず、ミアイル公子の死でケイロニアとモンゴールの関係も危うくなっています。周辺からはスカールとベックの率いる軍勢も近づいていますし、パロと同盟関係にある沿岸諸国も動き始めました。パロの占領から一転、モンゴールに危機が近づいているようですね。

作者はお気に入りのキャラだったようですが、ナリスは本当に黒いですね。魔導士を駆使して、何手も先まで相手の動きを見透かし、もしかしたら黒竜戦役でのモンゴールのパロ奇襲成功の裏には、ナリスの手引きがあったのでは!?と疑いたくなりました。

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