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2009-02-19 (Thu) 22:38

カンナ 天草の神兵/高田 崇史

カンナ 天草の神兵 (講談社ノベルス)高田崇史さんのカンナ・シリーズ第2弾「カンナ 天草の神兵」を読み終えました。

消えた社伝と失踪した早乙女諒司を追って、今回は鴨志田甲斐と巫女の貴湖(たかこ)、雑誌記者の柏木竜之介は、天草へと向かうことになりました。ところが、その天草の地では、児童養護施設・ロザリオ園のシスターである園長・谷地藍子が殺害されるという事件が起こっていました。
天草へ向かった甲斐たちは、そこでその事件に巻き込まれてしまうことになるのでした。

前作「飛鳥の光臨」からの続きなのですが、前巻から間が空いているわりには状況説明が不十分で、作品の設定を思い出すまで戸惑いを感じました。前巻を読んだ時にも感じたのですが、甲斐たちが忍者の末裔という設定がどうも嘘くさいんですよね。しかも、それが都合良くしか利用されてない気がします。

今回は天草が舞台ということで、天草四郎の謎解きなど楽しみな要素が多かったのですが、中盤以降甲斐たちが事件に巻き込まれてからは、歴史ミステリー色がほとんどなくなってしまったのが残念でした。また、平行して描かれている殺人事件も、何だか陳腐な感じで歴史ミステリーとしても、推理小説としても中途半端な内容だったと思います。

このシリーズで気になるのは、主人公の甲斐を中心として登場人物に今ひとつ魅力を感じないことです。主人公の甲斐は無個性な感じですし、ヒロイン役の貴湖は知識をひけらかす嫌な女というイメージが強いです。
このところ作者はこちらのシリーズに力を入れているようですが、こちらは打ち切ってQEDシリーズをもっと充実させた方がいいのではないかと思いました。

最終更新日 : -0001-11-30

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