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2009-01-31 (Sat) 13:14

長く熱い復讐(上)/大藪 春彦

大藪春彦さんの「長く熱い復讐(上)」を読み終えました。以前から面白いという噂は聞いていたのですが、その噂通り大藪作品の中でもかなりの面白さだと思います。(^^)

主人公の鷲尾進は、暴力団員数十人を殺した罪で刑務所に収監されています。彼はその時の戦いで頭部に銃弾を受けて、過去の記憶の一部が欠落していたのでした。鷲尾はどうして自分が刑務所に収監されるようになったのか、その謎を解き明かすために三光組の元組長・藤本と金庫破りの達人・武山と共に刑務所から脱獄するのでした。

しかし、脱獄したら鷲尾の過去を教えてくれると約束した藤本は、警官隊との銃撃で死んでしまいました。それでも自分の過去を知りたいと思う鷲尾の前に、彼を抹殺するための刺客が送られてきたのでした。刺客を返り討ちにした鷲尾は、武山と共に農協の金庫襲撃を企みます。それを見事に成功させて資金を得た鷲尾は、いよいよ本格的に自分の過去の謎を知るために動き出すのでした。

自衛隊の特殊部隊にいた鷲尾は、特殊部隊の隊員として極秘任務に就いていました。しかし、その任務が終わった後、彼は関東会と呼ばれる暴力団の死刑執行人として、政界の大物や実業界の大物を何人も殺害したようです。しかし、そんな生活に嫌気が差した鷲尾は、殺しを指示した関東会の会長を脅して大金を手に入れようとしたのでした。

それが原因で、鷲尾は関東会の対抗勢力である山野組との抗争を装って始末されたのでした。しかし、鷲尾が残した殺しの証拠品は発見されませんでした。そこで関東会は、鷲尾の恋人を拷問して、証拠品の在処を白状させようとしましたが、その時に誤って恋人を殺してしまいました。
その事実を知った鷲尾は、本格的に関東会の会長を狙った反撃に出ようとするのでした。

主人公が、失われた自分の過去に迫ってゆくという展開も面白いですが、それに加えて細部のディティールのこだわりが素晴らしいです。特に脱獄して警官に追われる鷲尾が、山中に潜伏するために防水マッチを作る場面など、野外でのサバイバル・シーンに説得力があってよかったです。

最終更新日 : -0001-11-30

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