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2009-01-26 (Mon) 00:26

唇に微笑 心に拳銃/大藪 春彦

唇に微笑 心に拳銃〈前〉 (角川文庫―リバイバルコレクションエンタテインメントベスト20)大藪春彦さんの「唇に微笑 心に拳銃」前後編を読み終えました。物語のパターンとしては、先日読み終えた「戦いの肖像」と同じ系列の物語なのですが、こちらの方が細部のディティールにこだわりが感じられて面白かったです。・・・というか、「戦いの肖像」はゴーストライターがこれを読んで代筆した作品なのではないかと勘ぐりたくなってしまいました。(^^;

唇に微笑 心に拳銃〈後〉 (角川文庫―リバイバルコレクションエンタテインメントベスト20)この物語の主人公・若林誠は、表面上はプレハブ住宅を販売するセールスマンです。しかし、彼は平凡なサラリーマンとして一生を終えるつもりはなく、心の中には危険な野望を秘めていたのでした。

手始めにボーリング場の現金輸送車を襲った若林は、それで満足することなく次は銀行の現金輸送車に目をつけました。綿密に計画を立てた若林は、現金輸送車から大金を強奪することにも成功しましたが、思わぬ展開が彼を待っていました。
若林と同じく、その現金を狙っていたグループがあったのです。彼らに拉致された若林は窮地に陥りますが、彼らにスカウトされて地上に自分たちのための楽園を作るという計画に協力することになるのでした。

手始めに彼らは、ボーナス時期の銀行に目をつけました。事前に銀行の設計図を手に入れるなどして、万端の準備を整えた彼らはまんまと巨額の大金を手にすることに成功したのでした。その金を元手に、彼は島を買い取ってそこを自分たちの秘密基地兼楽園として改造します。
そして彼らは、島を武装するために自衛隊の倉庫から数多くの武器弾薬を強奪したのでした。最後に彼らは日銀を襲撃して、何百億という金を手に入れます。

物語が後半に進むにしたがって、現実離れしてゆきますが、「戦いの肖像」とは違い合間合間にクルーザーでの旅行や狩猟などの様子が描かれていて、それが作品に不思議なリアリティを与えています。日常の憤懣を、小説を読んですっきりさせたい時にはお勧めな作品だと思います。

最終更新日 : -0001-11-30

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