時々の記録

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2008-12-16 (Tue) 19:25

クジラの彼/有川 浩

クジラの彼有川浩さんの「クジラの彼」を読み終えました。自衛隊三部作の「空の中」「海の底」の番外編も収録されている、自衛隊をネタにした短編集でした。

自衛隊がらみのお話ですが、どれも基本的にベタ甘なお話のオンパレードでした。図書館シリーズで有川さんの作品を読み始めたばかりの時には、「うわ~、このベタ甘にはついていけない」とあまりのラブラブ展開に恥ずかしくて、読書中に転げ回りたくなることが何度もありましたが^^;、このところ立て続けに有川さんの作品を読んでいたので、そんな甘さにも体が慣れてしまいました。(笑)

表題作「クジラの彼」は、「海の底」に登場する自衛官・冬原の彼女を主人公にしたお話でした。潜水艦乗りの宿命として、長期間の任務で何ヶ月も連絡さえ取ることができなくなる日々があって、気持ちが揺れながらも冬原のことを好きで居続ける聡子の健気さに思わずほろりとさせられる作品でした。

そして「有能な彼女」は、「海の底」でめでたくカップルとなった夏木と望のお話でした。夏木の口の悪さ、望の強情っぱりは相変わらずでした。でも、そんな2人だからこそ上手くいってしまう恋愛もあるんですねえ。

「ロールアウト」と「国防レンアイ」、「脱柵エレジー」はオリジナル作品です。「ロールアウト」は、自衛隊機のトイレを巡る問題を描いたお話ですが、笑いながらも自衛官だって人間だという当たり前のことに気づかされるお話でした。
「国防レンアイ」と「脱柵エレジー」は、どちらも自衛官の恋愛の難しさを、笑いを交えて描いたお話でした。「国防レンアイ」の泥酔した時の三池のはっちゃけぶりには、大爆笑させてもらいました。

そして「ファイターパイロットの君」は、「空の中」でめでたくカップリングが成立した光稀と高巳のその後を描いたお話です。光稀の天然でツンデレっぷりが無茶苦茶可愛いんですけど!(^^;
ラブラブを描きながらも、自衛官の日常の厳しさも垣間見えて、思わずほろっとさせられるいいお話でした。

最終更新日 : 2022-10-30

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