養成所で行うお芝居の内容に文句をつけたために、キョーコは妹を憎んでいる姉として演技をすることになってしまいました。
「天使の言霊」に描かれる少女は、マリアと同じような境遇でした。マリアが5歳の誕生日を迎えた時、海外で働いていた両親と一緒に誕生日を祝いたいとお願いしました。しかし、そのために帰国しようとしたマリアの母親は、その途中で飛行機事故に遭って亡くなってしまいました。
周囲の大人は、マリアがわがままを言わなければ超一流のモデルだったマリアの母が死ぬこともなかったと思っています。しかし、マリアの前ではみんな口を揃えて、お母さんが死んだのはマリアのせいじゃないと言うのです。
そしてマリアの父も、妻が死んだのはマリアのせいじゃないと理屈ではわかっていても、マリアが帰国するように言わなければという気持ちがどこかにあったのでしょう。マリアは敏感にそんな気持ちを見抜いて、マリアと父親の間には壁ができてしまったのでした。
役者としては素人同然のキョーコは、どんな風にお姉さん役を演じたらいいか迷います。いくら考えても、キョーコにはお芝居の内容を書き換えるほどのアイディアはありません。そんな時、モー子さんが言った役者は台本に書かれていることをその通りに演じればいいという言葉がヒントになりました。
そして、とうとうキョーコの演技が始まりました。意外なことに、最初はキョーコのお芝居は台本通りでした。しかし、台詞に合わせる演技の内容を変えることで、全く別のお姉さんを演じてみせたのです。
さらにキョーコは途中から、姉の台詞と妹の台詞を入れ替えました。本来、妹が言うはずだった疑いの言葉をキョーコが口にして、それを否定する台詞を妹役に言わせたのです。
そんなキョーコの演技に、マリアの心が動かされました。キョーコが言った酷い言葉。それはずっとマリアが父親にそう思われているのではないかと疑い続けてきた言葉だったのです。そして、それに気づいたマリアは、もう傍観者としてお芝居を観ていることができなくなってしまいました。
そうしてマリアが食い下がってきた時、はじめてキョーコは核心を突いた台詞を語りました。相手がどう思っているのか、コミュニケーションを拒否しているマリアには父親の本当の気持ちは知りようがなかったのです。
キョーコのおかげで、マリアはようやく自分で心の中に壁を作ってしまっていたことに気がつきました。
途中から妹役がマリアに代わったことで、学費免除にはなりませんでしたが、その迫真の演技でキョーコとモー子さんは養成所への入学資格を獲得したのでした。
今回は、お芝居の内容にマリアの境遇が重なって行く描写がとてもよかったです。マリアが涙を浮かべながら必死にキョーコに反論する場面では、ボロ泣きさせられてしまいました。(/_;)
「天使の言霊」に描かれる少女は、マリアと同じような境遇でした。マリアが5歳の誕生日を迎えた時、海外で働いていた両親と一緒に誕生日を祝いたいとお願いしました。しかし、そのために帰国しようとしたマリアの母親は、その途中で飛行機事故に遭って亡くなってしまいました。
周囲の大人は、マリアがわがままを言わなければ超一流のモデルだったマリアの母が死ぬこともなかったと思っています。しかし、マリアの前ではみんな口を揃えて、お母さんが死んだのはマリアのせいじゃないと言うのです。
そしてマリアの父も、妻が死んだのはマリアのせいじゃないと理屈ではわかっていても、マリアが帰国するように言わなければという気持ちがどこかにあったのでしょう。マリアは敏感にそんな気持ちを見抜いて、マリアと父親の間には壁ができてしまったのでした。
役者としては素人同然のキョーコは、どんな風にお姉さん役を演じたらいいか迷います。いくら考えても、キョーコにはお芝居の内容を書き換えるほどのアイディアはありません。そんな時、モー子さんが言った役者は台本に書かれていることをその通りに演じればいいという言葉がヒントになりました。
そして、とうとうキョーコの演技が始まりました。意外なことに、最初はキョーコのお芝居は台本通りでした。しかし、台詞に合わせる演技の内容を変えることで、全く別のお姉さんを演じてみせたのです。
さらにキョーコは途中から、姉の台詞と妹の台詞を入れ替えました。本来、妹が言うはずだった疑いの言葉をキョーコが口にして、それを否定する台詞を妹役に言わせたのです。
そんなキョーコの演技に、マリアの心が動かされました。キョーコが言った酷い言葉。それはずっとマリアが父親にそう思われているのではないかと疑い続けてきた言葉だったのです。そして、それに気づいたマリアは、もう傍観者としてお芝居を観ていることができなくなってしまいました。
そうしてマリアが食い下がってきた時、はじめてキョーコは核心を突いた台詞を語りました。相手がどう思っているのか、コミュニケーションを拒否しているマリアには父親の本当の気持ちは知りようがなかったのです。
キョーコのおかげで、マリアはようやく自分で心の中に壁を作ってしまっていたことに気がつきました。
途中から妹役がマリアに代わったことで、学費免除にはなりませんでしたが、その迫真の演技でキョーコとモー子さんは養成所への入学資格を獲得したのでした。
今回は、お芝居の内容にマリアの境遇が重なって行く描写がとてもよかったです。マリアが涙を浮かべながら必死にキョーコに反論する場面では、ボロ泣きさせられてしまいました。(/_;)
最終更新日 : -0001-11-30
* by 横溝ルパン
こんばんは。いつもお世話になります。
今回はキョーコの演技を通してマリアの気持ちが動く部分がとってもよかったですね。
本当はマリアにも父を信じたい気持ちがあるのに、周囲が裏表があることに気づいて、だんだんマリア自身が心に壁を作ってしまう。
それをキョーコが、キョーコらしい怨念あふれた^^;演技で、打ち壊す展開が本当によかったですね。
そういえば、今回はシリアスな内容だったせいか、今ひとつキョーコの怨念パワーが炸裂しませんでしたね。
怨念パワーだのみの展開もつまらないですが、あまり怨念パワーが使われないのも微妙に寂しいですね。(^^;
今回はキョーコの演技を通してマリアの気持ちが動く部分がとってもよかったですね。
本当はマリアにも父を信じたい気持ちがあるのに、周囲が裏表があることに気づいて、だんだんマリア自身が心に壁を作ってしまう。
それをキョーコが、キョーコらしい怨念あふれた^^;演技で、打ち壊す展開が本当によかったですね。
そういえば、今回はシリアスな内容だったせいか、今ひとつキョーコの怨念パワーが炸裂しませんでしたね。
怨念パワーだのみの展開もつまらないですが、あまり怨念パワーが使われないのも微妙に寂しいですね。(^^;
* by よしちゃん
今回は怨念パワーは無かったけど、養成所の人たちの言葉でキョーコがキレたまま演技始めた時の顔が良かったなぁ~。それでこそキョーコ!!キョーコは基本的に優しいもんね。まりあちゃんの問題の解決も本気で何とかしたい気持ちがあるからあんなに優しい顔ができるんだと思うし。味方が増えたし、良かったなぁ。
* by 横溝ルパン
こんにちは。コメントありがとうございます。
演技を始めた時のキョーコには、殺意というか野生の獣が獲物を狙う時のような怖さがありましたね。(^^;
今回のことでマリアを味方にすることもできましたし、この先キョーコがどんな風に成長して行くのか楽しみですね。
演技を始めた時のキョーコには、殺意というか野生の獣が獲物を狙う時のような怖さがありましたね。(^^;
今回のことでマリアを味方にすることもできましたし、この先キョーコがどんな風に成長して行くのか楽しみですね。
キョーコの演技を通して、マリアが自分の兄に対する思いに気がつくシーンは良かったですよねぇ。
自分に責任があると思い込んでじゃっているわけで、なかなか難しい問題ですが、自分から動くことが大切だと思います。
それと、妹を恨んでいる役というキョーコにはピッタリの役だったとは言え、彼女の演技にはびっくりでした。
こりゃ、役者方面で進路決定っぽいですね。
しかし、今回はずいぶんと真面目な話でしたな。いつもの怨念パワー全開のキョーコが見られなかったのが、微妙に残念でしたよ。
では、またよろしくです。