
この第弐部では、孔明が劉備の軍師となって、博望坡での戦い(なかった;_;)から、多くの民衆を引き連れての曹軍からの逃避行、趙雲の阿斗を抱えての単騎での戦い、そして張飛の長坂橋での戦いまでが描かれました。
前作に劣らず、今回も孔明や劉備たちの狂ったような言動に大笑いさせてもらいました。三国志のはずなのに、なぜかお話の途中でエヴァンゲリオンや金田一少年が盛り込まれている破天荒さもいいです。
作者の突っ込みも相変わらず強烈で、正史と演義を冷静に解釈して、内容的におかしな点を次々に斬ってみせるのも楽しかったです。
今回は、張飛の最大の見せ場が描かれたわけですが、その戦いぶりを読んで作者は絶対に格闘技ファンだと確信させられました。(笑)
次は多分、赤壁の戦いあたりが描かれることになるのでしょうが、奇人変人な孔明がどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。(^^)
最終更新日 : 2017-08-09
装画は古内ヨシ。装幀は菊池信義。初出「別冊文芸春秋」のはず(号数表示なし)。 孔明出盧から長坂坡の戦いまでを描く酒見三国志第2巻47... …
2008/06/19 00:14 粋な提案