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2008-05-28 (Wed) 21:51

狂骨の夢/京極 夏彦

狂骨の夢 (講談社ノベルス)京極堂が活躍するシリーズ、第3弾です。

京極堂の友人・いさま屋は、逗子に出かけた時に朱美という不思議な女性と出会います。それを発端に、逗子湾での金色髑髏騒動、双子山山中での集団自殺。そして関口の知り合いの作家・宇多川が、妻に絞殺されるという事件が発生します。
全くバラバラに見えた事件ですが、複数の事件は思わぬ所でつながっていて、その因縁は何と神話の時代にまで遡ったのには驚かされました。

最後の京極堂の説明があるまで、何だか悪い夢を見せられているような不思議な気持ちでしたが、全てを説明されてみたら、その壮大さに驚きました。これだけの物語をまとめあげた作者の力量と博識さも凄いです。

これまでのシリーズでは、京極堂の神道や仏教の知識がベースになっていましたが、今回はそれがさらに広がって、キリスト教や密教、そしてフロイトの精神分析やユングまで登場しました。内容があまりに濃密で幻惑されてしまって、その全てを理解できたか自信がありません。
それでも物語としては、圧倒的に面白いのですから凄い作品だと思います。

最終更新日 : 2016-04-22

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