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2008-05-25 (Sun) 01:49

魍魎の匣/京極 夏彦

魍魎の匣 (講談社ノベルス)京極堂、榎木津、関口など個性的なメンバーが活躍するシリーズ第2弾です。

今回の事件の発端となったのは、京極堂たちの友人で刑事の木場修太郎でした。
長い勤務を終え、下宿に帰ろうとしていた木場は、その途中で女学生の自殺未遂事件と関わりました。
それが発端となって、木場はかねてより憧れていた元映画女優と出会うことになったのでした。警察官としての義務感、そして憧れの人への想いから木場は事件の深みへとはまってしまいます。

奇しくも、そんな時巷ではバラバラ殺人事件が話題となっていました。そして、魍魎を箱に封じ込めるという怪しげな霊能者が、それなりの信者を集めて喜捨を得ていました。
さらに作家の関口に、突然降って湧いた初の短編集発売の話。そこで関口は、新進作家の久保竣公という人物と知り合いました。

全てに何の関係もないようで、これらの出来事は複雑な糸で結びついていたのでした。からまった糸を、見事に解きほぐして見せたのは、またしても京極堂でした。そして、幻想的でありながらも怪奇でおぞましい事件の真相が明らかになってゆくのでした。
前作の「姑獲鳥の夏」のクライマックスもおぞましかったですが、この作品のおぞましさはそれ以上でした。小説という形なので、何とか最後まで読み通すことができましたが、映像として見せられたらとても最後まで見ることはできなかったと思います。

このようにおぞましく、忌まわしい作品ですが、物語としての面白さは前作以上でした。怖いものみたさもありますが、読み始めたら止められない面白さを持った作品だと思います。(^^)

最終更新日 : 2016-04-22

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