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2008-05-17 (Sat) 17:39

レインツリーの国/有川 浩

レインツリーの国有川浩さんの「図書館内乱」に登場する「レインツリーの国」、それを現実の本にしてしまったのが、この物語です。

大阪から上京してきた向坂伸行は、学生時代に読んで以来、ずっと結末が納得できなかった本の感想をネットで探しました。そこで出会ったのが、ひとみという女性が作ったブログに書かれていた感想でした。その感想に興味を持った伸行は、ひとみにメールで自分の感想を伝えます。
そこから2人の付き合いははじまりましたが、ひとみさんは聴力に障害がある難聴者だったのです。そんな2人のすれ違いとケンカ、そして恋愛を描いたお話でした。

図書館シリーズでは、その文体が気になっていましたが、こちらは普通の小説としてとても楽しく読むことができました。図書館シリーズでも、妙に崩した文体を使わずに、この本と同じ文体で書いてくれた方がより共感できるのになあと思いました。

あまり分量がない本だったこともあって、面白くて一気に読み終えてしまいました。
障害があることで周囲から理解されずに、様々な辛い思いをしてきたひとみさん。それは悲しいことだし酷いことだと思うけれど、逆に障害があることを理由にしてひとみさんが甘えていた部分もあることをきちんと指摘した内容だったのが、とてもよかったです。

障害があろうがなかろうが、無神経な人、意地の悪い人はたくさんいます。人は誰でもある人にとってはいい人で、ある人にとってはイヤな人でありうる。この当たり前のことに気づかせてもらっただけでも、この本を読んだ価値はあったと思います。

最終更新日 : -0001-11-30

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【レインツリーの国】 有川浩 著
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