時々の記録

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2008-05-11 (Sun) 15:22

図書館内乱/有川 浩

図書館内乱有川浩さんの図書館シリーズ、第2弾です。今回は良化委員会との戦いよりも、図書館内部の原則派と行政派の争いがメインになっていました。

最初は、既にアニメにもなった、郁の両親が図書館に見学にやって来るお話です。コメディタッチで笑わせながら、最後にちょっとほろりとさせられるいいお話でした。
続いては、これまで脇役だった小牧教官にスポットが当たります。さらに柴崎、手塚と郁の周辺にいる人たちに次々とスポットが当たってゆきます。その中では、特に小牧教官と難聴の少女が登場するエピソードがよかったです。

いっけんバラバラに見えたお話でしたが、それが最後の郁が査問会から呼び出されるお話で1つにまとまって全体が見える構成には驚かされました。
この物語の世界、郁の周りはほのぼのとしていますが、その背後はもの凄くドロドロとした駆け引きが行われていますね。こんな世界で郁が生き延びて行けるのか、ちょっとだけ心配になりました。

作者の文体にもようやく慣れてきましたが、やはり読んでいる途中でこれ誰の心理描写!?と思うことが数回ありました。(^^;
恋愛物語としてもお話は進行しているのですが、どちらかといえばそちらは読んでいて気恥ずかしい感じで、それよりも図書館内部の争いを扱った部分の方が骨太で読み応えがありました。極端な話、郁たちの恋愛がらみの展開はない方が面白いんじゃないかと思ったり・・・。

最終更新日 : 2022-10-30

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