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2008-04-26 (Sat) 21:56

QED -ventus- 鎌倉の闇/高田 崇史

QED  ~ventus~  鎌倉の闇 (講談社ノベルス)QEDシリーズの第8弾ですが、今回はタイトルにventusという単語が付いています。これが何なのかずっと気になって読み進めましたが、今までのQEDシリーズとはちょっと違った趣向の作品だということを読者に知らせたかったのでしょうか!?

今回は、奈々の妹・沙織が勤める出版社で鎌倉の本を出すことになり、奈々や崇もその取材旅行に付き合わされるという内容でした。以前から鎌倉は一度訪れたい街の1つなのですが、その裏側にはやはり闇の部分もあるんですねえ。
巻頭に鎌倉近辺の地図が付いていたので、今回はそれを参照しながら、奈々や崇たちと一緒に旅行しているような気分で読み進むことができました。

それと平行して、株式の店頭公開を間近に控えた稲村モールドという会社で、社長秘書が後頭部の打撲で死亡、副社長秘書も頭部に打撲を負って昏倒。そして、社長室にいたはずの竜願寺社長がほぼ密室状態の社長室からこつ然と失踪してしまうという事件が起こりました。

この事件に、今回崇は直接的には関わりませんでした。ただ、奈々や沙織に語った源頼朝の置かれた状況を踏まえて、謎を解き明かす糸口を示しただけでした。最終的には、事件の顛末は事件関係者の心情を描く形で明らかになりました。

推理小説としてはどうかという部分はありますが、頻繁に崇や奈々が事件に関わるのは不自然ですし、お話としても面白かったので、今回のような形も物語としてありなのではないかと思いました。
個人的には、「式の密室」を読み終えた時と同じくらい面白かったです。

最終更新日 : 2022-10-30

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