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2007-09-03 (Mon) 21:24

汚れた英雄 第1巻・野望篇/大藪春彦

大藪春彦さんの「汚れた英雄 第1巻・野望篇」を読み終えました。

第1巻では、主人公の北野晶夫が2輪レーサーとしてのし上がってしてゆこうとする様子が描かれていました。両親を亡くし伯父の家に引き取られた晶夫は、伯父に疎まれながらも、美貌を武器に多くの女性を味方につけ、それによって得た資金を元手に拳法を習って自らの体を鍛え上げます。
さらに、伯父の自転車屋の仕事を手伝ううちに、モーター・サイクルの魅力に取り憑かれてゆくことになりました。工学の知識を深めて自らバイクをチューニングして、大手のメーカーのマシンとの差を実力でカバーして、レースでも上位に食い込みます。

伯父の家を飛び出して、アメリカ人の軍人の家で犬を訓練するアルバイトをしていた晶夫は、ロベルト・ヴィアンキという往年の名レーサーと出会い、そのチャンスを生かしてレースの世界で自分の野望を達成しようとするのでした。

大藪春彦さんの作品ということで、主人公は例によって目的のためには手段を選ばない冷酷さを持っています。そのためには複数の女性とも平気で関係するし、拳法で相手を叩きのめしたり、手に入れた拳銃で人を傷つけることさえ厭いません。
しかし、そこまで徹底して、どん底の環境からはい上がって、自分の夢を達成しようとする晶夫にはとても惹かれるものがありました。

エンジンのチューニングや1950年代のレースの様子など、今ひとつわからない部分も多いですが^^;、この先晶夫がどんな風に生きてゆくのか気になります。

最終更新日 : 2022-10-30

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