
期待して読み始めた「ねじの回転」でしたが、幽霊が出てくる怪奇小説と聞いていました。しかし、お話のテンポが遅いというか、前振りがやけに長くて読み続ける気力をなくして、途中で挫折してしまいました。(^^;
「デイジー・ミラー」は、ヨーロッパ的な価値観とアメリカ的な価値観の比較を描いた作品です。今のように、男女が知り合って一緒に出かけてが当たり前の時代から見ると、デイジーの行動のどこに問題があるの!?と思えるかもしれませんが、かっては未婚の女性は1人で出歩かない、男性とお付き合いするのは紹介されてからみたいな時代もあったんですねえ。(^^;
堅苦しいと思う反面、今の開けっぴろげすぎる状況から見ると、そういった女性の慎ましさが逆に新鮮な気がしました。(笑)
最終更新日 : 2022-10-30