
キャピュレット家のジュリエットが、ロミオと逃亡していたことは町でも噂になっていました。しかし、市民にとっては、それは雲の上のこと。興味はあるものの、反応は冷ややかでした。
一方、貴族たちの中では、ジュリエットがモンタギューを倒すためにロミオを誘惑したと噂になっています。
そんな中、14年ぶりにジュリエットと大公は顔を合わせるのでした。ジュリエットは、自分が死ぬことで他のキャピュレット家の生き残りたちを救おうとしますが、大公はそれを冷たくはねつけるのでした。キャピュレット家に関わる者、それだけで大公には許せない存在のようです。
そして、愛するロミオを奪われたハーマイオニもまた、密かに牢獄のジュリエットと対面しました。しかし、ハーマイオニの望みもむなしく、ジュリエットはロミオを誘惑するような女性ではありませんでした。おまけに、ハーマイオニがロミオの婚約者であると知って、同情までされてしまって、ハーマイオニはさらに惨めな気分だったでしょうね。
正直言って、今回はモンタギュー大公とジュリエットの対面よりも、ハーマイオニとの対面の方が緊迫感がありました。(^^;
明朝、公開処刑が確定したジュリエットですが、キュリオやフランシスコたちはコンラッドやペンヴォーリオから情報を得て、城へとジュリエットの救出に向かいました。
いままでチャラチャラした印象が強かったフランシスコですが、なかなかの弓矢の使い手のようです。その援護を受けて、キュリオがジュリエットの元へと向かいます。
キュリオに助けられようとしたジュリエットは、最初は逃げることを拒みました。しかし、家臣団がジュリエットに望みをかけてきたこと、何のためにランスロットが赤い旋風の身代わりとなって死んだのか、そして復讐でなく恋のために生きても構わないと諭されて、ようやくジュリエットは牢獄から出るのでした。
城からの逃亡の途中、ジュリエットは再びエスカラスの意思によって、オフィーリアの元へと呼び寄せられました。枯れてしまった1本の大樹。それを復活させるキーとなるのは、ジュリエットなのでしょうか!?
キュリオとはぐれ、ピンチに陥ったジュリエットを救ったのはロミオでした。彼は身を挺してジュリエットを守り、再び一緒に逃げて連れ戻される道ではなく、2人が一緒にいられる場所を作ることをジュリエットに誓うのでした。
離ればなれになっても、2人の心はいつも一緒と告げるロミオは、いつもより格好良かったです。(^^)
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最終更新日 : -0001-11-30
鉱山での事故の報告は、ネオヴェローナ城にも伝わっていた。ロミオの無事を案ずるハーマイオニは、無謀にも一人で鉱山へと向かう。一方、ジュリエット達は再起を図るべく、ヴェローナから離れた地方都市マンチュアに身を寄せていた。アントニオから鉱山での事故を知らされ、 …
2007/07/28 09:51 零+