![ひとひらオリジナルドラマ&BGMアルバムvol.2 [野乃編]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B000PITYMW.09.TZZZZZZZ.jpg)
卒業してゆく野乃たちに、思いを伝えたいと思う麦。しかし、どうやって何を伝えたらいいのか、なかなか答えが出せません。
そんな中、演劇部と演劇研究会の合同の卒業生を送る会が開かれました。その会の途中で、野乃は演劇部を分裂させてしまったことを、みんなに詫びるのでした。あの野乃先輩が、みんなの前で頭を下げるとは思いませんでしたので、これはかなり衝撃的なシーンでした。(^^;
そして、オリナルはついに桂木先輩に自分の思いを伝えます。しかし、桂木先輩の思いは、どうしても野乃から離れられないようです。最初は単なるお騒がせキャラかと思ったオリナルですが、ここ数話で本当にいいキャラになりました。
桂木先輩に振られて悲しくないはずないのに、先輩の早口言葉を聞いて何事もなかったように笑顔で部屋に戻ってくるオリナルは、健気で強いですね。この先、桂木先輩以上に素敵な人と出会えるといいですね。
卒業式の日、麦は野乃へと手紙を書きました。ピンクの封筒で、ラブレターのようにも見えましたが^^;、美麗が作ったプリマヴェーラの衣装のことを野乃に知らせる手紙だったようです。
そして屋上で対峙する麦と野乃の場面から、超演出がスタートします。2人の目の中に、これまで過ごしてきた日々が駆け抜けてゆきます。
ヴィジョンの中に舞台に立った野乃がプリマヴェーラを演じている場面がありましたが、これは野乃の思いを受け取って麦がプリマヴェーラを引き継いだということでしょうか!?
そして、麦は演劇研究会の張り紙と共に、自分を演劇に導いてくれた野乃に感謝の言葉を贈るのでした。
屋上から野乃、桂木、理咲、美麗に、大声で「ありがとうございました」と告げる麦の姿には、この1年の成長が凝縮されているようでした。
そして上級生になった麦。詳しくは描かれませんでしたが、彼女はちとせと共に演劇部で頑張っているようですね。そんな麦を見守る甲斐。彼らも後輩たちにひとひらの思いを残して、ここから巣立ってゆくことになるんでしょうね。
最初は、麦×野乃の百合展開めあてで軽い気持ちで見始めた作品でしたが^^;、中盤からかなり真剣に物語に引き込まれてしまいました。特に、美麗と野乃の対立の真相が描かれてから、演劇研究会が解散になるまでの流れがとってもよかったです。また、少し唐突感はありましたが、麦と佳代のお別れもよかったです。
全体的に振り返ると、OP&EDの主題歌と共に音楽がとってもよかったです。登場人物の心情描写と音楽の合わせ方がうまくて、何度もほろりとさせられました。それに舞台のお芝居を意識したような演出も印象的でした。
来週から「ひとひら」が見られないと思うと、なんだか寂しいです。派手な作品ではありませんでしたが、心に残る作品を見せてくださったスタッフ&キャストの方々、ありがとうございました。
最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんばんは。いつもお世話になります。
麦と野乃がトリップしてしまう部分は、ちょっとこれまでの作品の雰囲気からかけ離れてしまいましたね。(^^;
最初はモジモジだった麦ですが、最後には小さな変化ですが、自分の道を歩き始めたのが見えたのはよかったです。
麦と野乃がトリップしてしまう部分は、ちょっとこれまでの作品の雰囲気からかけ離れてしまいましたね。(^^;
最初はモジモジだった麦ですが、最後には小さな変化ですが、自分の道を歩き始めたのが見えたのはよかったです。
特に、麦が野乃との会話で悟るあたり、なんかニュータイプの覚醒っぽく、宇宙とか四季の景色とか自然とか出てきて。視野が広がって世界が開けたということを表現したかったと思いますが、少々大げさすぎる感があって、現実的な今までの雰囲気と比べて違和感を感じてしまいました。
でも、最期の麦の声はいい声でしたねw