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2007-06-12 (Tue) 01:26

知ることより考えること/池田晶子

先日読んだ、「残酷人生論」が印象に残ったので、「知ることより考えること」と「人間自身考えることに終わりなく」を図書館で借りてきました。

ざっと2冊に目を通したのですが、その内容のひどさに驚きました。著者の視野の狭さ、自分の考えへの傲慢なまでの自信。哲学を専攻されている方の文章というよりは、新興宗教の教祖様の書かれた文章ではないかとすら思えました。

特に酷いと思えたのが、「何用あって月世界へ」と題された文章でした。宇宙飛行士の野口さんを引き合いに、宇宙を知るとはどういうことかについて述べているのですが、著者は宇宙を知るとは宇宙について考えることで、実際に宇宙に行っても知ったことにはならないと結論します。

しかし、ちょっと考えればわかりますが、本などで知ったある場所について考えても、実際にその場所を訪れることは無意味ではありません。実際に訪れて体験してこそ知り得ること、そこで知ったことに基づいて考えを深めることは多数あります。

「知ることより考えること」という書名は、ここに書かれている著者の考えを"知ることより"、著者の主張のおかしさを"考えること"を意図してつけられたのかと勘ぐりたくなりました。

最終更新日 : -0001-11-30

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