ロミオとジュリエット、それぞれが抱えているものが、否応なしに2人を引き裂いてゆくお話でした。
あまりにも重い自分の生い立ちを知ったジュリエットは、熱を出して倒れてしまいました。
16歳になったばかりの少女に、突然告げられたキャピュレット家の再興は、あまりにも重い運命でした。しかも、それだけを願って生きてきた人々のことを考えれば、簡単に投げ出すことのできない枷でもあります。
それでもジュリエットは、ロミオと会いたいと思います。しかし、ロミオが貴族であることを知っているコーディリアに会うことを止められてしまいました。
ジュリエットに約束をすっぽかされたと知らないロミオは、アイリスの花園で彼女が来ることを信じて待ち続けていました。しかし、彼にもモンタギューの息子という重い運命を抱えていました。
ロミオの父モンタギュー大公は、民から徹底的に搾り取ることを考えている冷酷な独裁者でした。そんな父に愛想をつかしたのか、ロミオの母は現在大公とは別居中のようです。ロミオの今の優しい性格は、このお母さんの影響が大きいのかもしれませんね。
そんな時、街では赤い旋風の仲間と疑われた医師が、モンタギューの兵士たちに連行されて痛めつけられていました。ジュリエットは再び赤い旋風と姿を変えて、彼を助けに向かいました。ところが、赤い旋風が兵士たちと戦うその場所へ、なんとロミオがやって来てしまいました。
赤い旋風からアイリスの香りを感じたロミオは、水路へと彼らを逃がしました。ロミオとの再会を喜びつつも、ジュリエットは彼が宿敵モンタギューの息子だという悲しい事実を知ってしまうのでした。
家という否応なしに背負わされた運命を越えて、ロミオとジュリエットがどんな恋をしてゆくのか、これからが楽しみです。
今回のお話では、ウィリアムの母エアリエルが気になる存在でした。これまでジュリエットたちを匿い、力を貸してきた彼女ですが、その根にはコンラッドへの想いがあるのではないでしょうか。
また、モンタギュー大公から貴族の地位を買い取ろうとしていた人物の名前がシャイロックだったのには、ニヤリとさせられました。この作品、本編だけでも十分に楽しいですが、シェイクスピアの作品をよく知っていれば、もっと楽しむことができる仕掛けがされているようですね。
あまりにも重い自分の生い立ちを知ったジュリエットは、熱を出して倒れてしまいました。
16歳になったばかりの少女に、突然告げられたキャピュレット家の再興は、あまりにも重い運命でした。しかも、それだけを願って生きてきた人々のことを考えれば、簡単に投げ出すことのできない枷でもあります。
それでもジュリエットは、ロミオと会いたいと思います。しかし、ロミオが貴族であることを知っているコーディリアに会うことを止められてしまいました。
ジュリエットに約束をすっぽかされたと知らないロミオは、アイリスの花園で彼女が来ることを信じて待ち続けていました。しかし、彼にもモンタギューの息子という重い運命を抱えていました。
ロミオの父モンタギュー大公は、民から徹底的に搾り取ることを考えている冷酷な独裁者でした。そんな父に愛想をつかしたのか、ロミオの母は現在大公とは別居中のようです。ロミオの今の優しい性格は、このお母さんの影響が大きいのかもしれませんね。
そんな時、街では赤い旋風の仲間と疑われた医師が、モンタギューの兵士たちに連行されて痛めつけられていました。ジュリエットは再び赤い旋風と姿を変えて、彼を助けに向かいました。ところが、赤い旋風が兵士たちと戦うその場所へ、なんとロミオがやって来てしまいました。
赤い旋風からアイリスの香りを感じたロミオは、水路へと彼らを逃がしました。ロミオとの再会を喜びつつも、ジュリエットは彼が宿敵モンタギューの息子だという悲しい事実を知ってしまうのでした。
家という否応なしに背負わされた運命を越えて、ロミオとジュリエットがどんな恋をしてゆくのか、これからが楽しみです。
今回のお話では、ウィリアムの母エアリエルが気になる存在でした。これまでジュリエットたちを匿い、力を貸してきた彼女ですが、その根にはコンラッドへの想いがあるのではないでしょうか。
また、モンタギュー大公から貴族の地位を買い取ろうとしていた人物の名前がシャイロックだったのには、ニヤリとさせられました。この作品、本編だけでも十分に楽しいですが、シェイクスピアの作品をよく知っていれば、もっと楽しむことができる仕掛けがされているようですね。
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最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんばんは。コメントありがとうございます。
ジュリエットとオーディンの2面性、それぞれに魅力があっていいですよね。(^^)
モンタギュー大公は、本当に絵に描いたような民から搾取する冷血漢でしたね。私はそのストレートさが、逆に新鮮でした。(^^;
この先、ロミオがジュリエットを好きだと知ったら、モンタギュー大公がどんな顔をするのか想像しただけでも怖くなります。(笑)
ジュリエットとオーディンの2面性、それぞれに魅力があっていいですよね。(^^)
モンタギュー大公は、本当に絵に描いたような民から搾取する冷血漢でしたね。私はそのストレートさが、逆に新鮮でした。(^^;
この先、ロミオがジュリエットを好きだと知ったら、モンタギュー大公がどんな顔をするのか想像しただけでも怖くなります。(笑)
モンタギューを悪役にしてしまったのがちょっと残念ですが。有能な統治者にした方が、ジュリエットたちが反乱する理由がなくて、いっそう苦悩が深まりそうな感じで物語の奥行きが出そうなんですが・・・