
お話の時期は、クロウカード編で小狼が登場して以後で、苺鈴が登場する前の初夏くらいの季節です。先行して発売されたキャラクター・シングル KERO での、ミニドラマ「国語の宿題」から続くお話になっていますが、単独のお話としても十分に楽しめる作品に仕上がっています。
グミさんの歌う「picnic」から始まり、前編、後編に別れた構成で(途中には、アニメと同じくアイキャッチの音楽も入ってます)、クロウカードを使う場面はないものの、本編の1つとして放映されてもおかしくない内容です。
「家族」について作文の宿題が出たさくらが、お父さんや桃矢にお母さんのことを聞いて、お母さんのことを作文に書くお話です。ドラマCDなので、当然画面はないのですが、CDを聴いているとさくらたちの様子が絵として頭に思い浮かびます。アニメをずっと楽しんで観てきた人ならば、きっと同じように感じられるのではないでしょうか。
詳しい内容はネタバレになってしまうので書きませんが、このドラマアルバムの最大のおまけは、さくらの作文付きということです。本編の内容だけでも、かなりほろりとさせられるのですが、CDを聴き終えた後でさくらの作文を読むとボロ泣きさせられます。
今も数多くのアニメのドラマCDが発売されていますが、その中でもこの作品はドラマCD史(?)に残る名作の1つだと思います。さくらという作品が大好きな人には、ぜひ聴いていただきたい1枚です。
最終更新日 : 2022-10-30