
第1話のアバンは、記憶を失う前のキョウとシズノの月面での戦いから。この戦い、後のキョウのセリフからすると、ジフェイタス攻略戦だったのだと思いますが、彼らはこの時はどうやって月面まで行ったんでしょうね!?
北極基地の量子ポータルを利用した作戦が、月面基地への奇襲攻撃だったことを考えると、この時は別の攻略ルートを使った作戦だったのでしょうか!?
今回、再視聴して驚いたのはシズノは第1話からイェルと呼ばれていたことです。初視聴の時は情報量の多さに圧倒されてしまいましたが、再視聴では見逃していた細部まで楽しむことができそうです。というか、作品内の情報量を考えると、2回目以降の視聴の方が楽しめる作品かもしれませんね。
CGを使ったロボットの描写も、光装甲という設定と当初のゲーム感覚のキョウの戦いを含めてみると、意外と作品の雰囲気に合っているように見えてくるから不思議です。(^^; 完全に違和感がなくなったわけではないですけど。(笑)
またオケアノスのステルス能力は、エスカフローネで実績があるせいか、かなりいい感じのCGですね。
さらに意外だったのが、初視聴の最初の頃は気になって仕方がなかったリョーコの声が、再視聴だと普通に聞けてしまうことです。(^^; この感覚はどこかで体験したことがあると思ったら、「だぁ!だぁ!だぁ!」の未夢=名塚佳織さんでした。へた上手というか、この拙さ加減が絶妙なんですよね。(笑)
でも、再視聴でもやはり一番注目してしまうキャラはシズノです。謎の答えを知っているので、この時のシズノの行動や態度は、こういう気持ちだったんだろうなあと、より思い入れて見ることができます。(^^)
シズノが舞浜でキョウと接触したことで、舞浜サーバの挙動が不安定になっているあたりが、ちゃんとその後の幻体という設定の伏線にもなっているのにも感心してしまいました。
主人公を取り巻く数々の謎が、古き良き時代のSF小説の雰囲気を感じさせてくれるのが、ここまでこの作品に惹かれる理由なのかもしれません。昔読んだ、眉村卓さんや筒井康隆さんのジュブナイル小説の懐かしい雰囲気が感じられるんですよね。
最終更新日 : 2022-10-30