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2006-10-12 (Thu) 23:21

獣王星[完全版]1~3巻/樹なつみ

アニメが面白かったので、いつか原作を読みたいと思っていましたが、ようやく読むことができました。(^^)

最初に驚いたのは、アニメと比べて情報量が格段に多いことです。作品の隅々にいたるまで設定が行き届いていますね。SFを読む楽しさを、久しぶりに思い出させてくれた作品でした。

アニメを観ていたので、基本的なストーリーの流れはわかっていたのですが、謎や危機を知恵と並外れた運動神経で切り抜けてゆくトールの活躍は、悲しくて血まみれですが、やはり魅力的でした。

アニメでは今ひとつ出番が少なくてトールとの関係がはっきりしなかったザギですが、原作ではじっくりと時間をかけてトールとザギの関係が描き込まれていました。
アニメではユウキが倒された後、なぜトールがザギと手を結ぶのか、少し不思議な気がしましたが、原作で2人の過去を読んでようやくトールの行動が納得できました。ザギとトールは、親子のような関係でもあったんですねえ。
本編と一緒に、ザギとカリムを描いた番外編「DEATH GAME」が収録されていたのもポイントが高かったです。

主要キャラの多くが死んでしまう、とても悲しい物語ですが、みんなが願いを託したトールという希望が残ったところに救いを感じました。

アニメ視聴中もそうでしたが、原作ではそれ以上にいろいろと考えさせられました。
全ての計画と悲劇は、人類という種を残そうとしたことが原因でしたが、種というものは、人類というものは、そこまでして残さなければならないものなのか考えさせられました。
人が生まれて死んでゆくように、人類という種もいつか滅びてゆくのが自然の摂理にかなっているような気がしました。

とはいえ、イヴァのように安易に滅びを受け入れることも、オーディンのようにおぞましい手段で種を残そうとすること、どちらも私はイヤだなあと思いました。
私がもしあの状況に置かれたら、キマエラで一生懸命生きて、その結果として子孫が生き残るか滅びるかは、自然に任せたいですね。

キマエラの存在を一部の特権階級だけしか知らず、より多くの人々の知恵を集結させられなかったことも、選択肢を減らして、悲劇を増幅させてしまったような気がします。

最終更新日 : -0001-11-30

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